傍聴者ヤジ、議場騒然 知事「理解いただける」 via Yomiuri Online

上関原発免許判断先送り

反発する傍聴者らに「静粛に」と求める県職員(左)=秋月正樹撮影
 「知事はうそつきだ」――。山本知事が4日の県議会で、延長についての判断を1年程度先送りすると表明した上関原発建設予定地の公有水面埋め立て免許。「(延長は)許可できない」と述べていた知事に対し、傍聴席の原発建設反対派から怒号が響き、議場は騒然となった。知事は「県民の理解はいただける」と判断に自信を見せた。

 県議会の傍聴席のほとんどは、「上関原発を建てさせない祝島島民の会」や、「長島の自然を守る会」など、中国電力の上関原発建設計画に反対する団体のメンバーで埋まった。

 「免許の延長申請についてのお尋ねにお答えします……」。知事が答弁を始めると傍聴席からヤジが飛び始めた。柳居俊学議長がやめるように注意しても「ふざけるな」「(上関原発計画は)白紙だ」などとエスカレート。「地方自治法に基づき、退場を命じます」。議長がそう命じて議会は一時中断した。

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