ついに出た!原発作業員 がんで労災申請の波紋 via 日刊ゲンダイ

ついに福島原発でがん患者第1号である。厚労省は先月末、第1原発事故の復旧作業にあたった作業員から、がんの労災申請があったことを認めた。
がんは胃・食道・結腸のいずれかで、3・11以降、福島原発の作業員が労災申請したのはこれが初めて。もっとビッグニュースになってしかるべきだが、同 省の職業病認定対策室は「申請者の属性は明らかにしない」「いつから、どれだけ放射線を浴びたか累積被曝量を調べて認定可否することになる」とはぐらかし ている。軽々にがん認定をするわけにはいかないのだろうが、大メディアもベタ記事扱いだからヒドイものだ。

<「知人かも…」「次は自分か」という同僚続出>

ある原発作業員は、このニュースを聞いて即座にこう言った。
「ひょっとして、今回労災申請した人物は知人かもしれません。2カ月ほど前、がんで神奈川県内の病院で手術した同僚がいて、彼は『内部被曝の影響かもしれ ない』と話していたからです。“カウント・パー・ミニッツ”という内部被曝量を測る単位があり、事故前は800が上限とされていました。それが事故直後、 112倍の9万カウントなんて値が出ていた。これは使用済み燃料棒を特殊ケースに搬入する時の値に近い。こんな作業をやらせた揚げ句に、がんが発病したの です。ハッキリとした因果関係は分からないにせよ、“明日は我が身”と思っている作業員は少なくありません」

続きは ついに出た!原発作業員 がんで労災申請の波紋

参考記事

労災目安、被ばく100ミリ超=原発作業員の胃がんなど-厚労省 via 時事ドットコム

放射線業務でがん発症、労災認定に目安 厚労省公表  via 日本経済新聞(同日、厚労省は労災認定の目安を発表していた)

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