京都)福島の親子くつろぐ幼稚園留学 ママたちが企画 via 朝日新聞

福島県の親子を元気づけようと、向日市のママたちでつくるボランティア団体「ミンナソラノシタ(ミナソラ)」が、幼稚園の「留学」に取り組んでいる。昨年10~11月、約3週間の日程で初めて実施。今秋に2回目を開く準備を進めている。

昨秋は、西京区の2園が被災地周辺から母子4組の計13人を受け入れた。園児同士はすぐに仲良しに。一緒に園庭を走ったり雲梯(うんてい)にぶら下がったりし、英語の歌に合わせて踊った。

「短い間だけど、放射能のことを考えなくていい生活はホッとする。子どもが伸び伸びと無邪気に遊ぶ姿をみるとうれしくて」

福島県いわき市から子ども3人を連れて来た女性(35)は目を細めた。うち2人の子が通った洛西花園幼稚園では、奈良市奈良公園に遠足に行ったり、左京区の大文字山を登ったりした。特別なことはせず、ふだん通りの園での生活や行事に加わるのが特色だ。

保育料や給食代は受け入れ先の園が負担し、地元の住宅メーカーが無料で宿泊先を提供している。女性は「夫の仕事や親の介護などの事情があって福島を離れられない。そんな状況でくつろげる留学は本当に助かる」と感謝した。

洛西花園幼稚園は、子どもを通わせている福島出身の女性から頼まれ、協力を決めた。小山内(おさない)定代(さだよ)園長(50)は「福島の幼稚園を訪れ、復興は遠いという印象を受けた。私たちにできることを考えた結果が留学だった」と話す。

留学希望は、福島県私立幼稚園・認定こども園連合会を通じて募った。同会理事長の平栗裕治さん(69)は「高線量の地域では外遊びができず、子どもの発達にとって大きな問題でした。不安のない環境で過ごすことは、本当に大切なこと」と歓迎する。

(略)

ミナソラ代表の林リエさん(39)は5月、福島を訪れ、幼稚園の関係者に今秋の留学への参加を呼びかける。林さんは「東日本大震災が起きるまで原発の問題を深く知ろうとはしなかった。福島の支援を通じて京都にいる私たちも問題を共有したい」と話す。(足立耕作)

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