チェルノブイリ原発事故29年、廃炉の行く末は見えず via TBS News

ウクライナのチェルノブイリ原発が爆発事故を起こしてから29年目を迎えましたが、原発の廃炉作業が未だに目途が立たないなど、問題は山積みのままです。

ウクライナ北部では26日未明、移住した元原発職員らが追悼式典を開きました。29年前、チェルノブイリ原発の4号機が緊急停止の実験中に爆発しました。当時、原発の職員だったゲンナディさんは事故後、奥さんと処理作業に当たりました。

「作業で、せきをするたび、血が出ました」(元原発作業員 ゲンナディさん)
「甲状腺がんを手術で摘出しました」(元事故処理作業員 バレンチナさん)

4号機には炉心から溶け出た「象の足」と呼ばれる核燃料などが手つかずのままです。今回、4号機の入り口に立ち入りが許可されました。

「チェルノブイリ4号機の建物の内部です。手元の線量計を見ますと、毎時7マイクロシーベルトという、高い放射線量を示しています」(記者)

4号機には合わせて19万トンもの高レベル放射性廃棄物があり、廃炉に向けて、こんな計画が進んでいます。

「高さ109メートルの新しいシェルターです。これを200メートルスライドしまして、あちらの事故を起こした4号機をすっぽり覆ってしまうというプロジェクトです」(記者)

続きはチェルノブイリ原発事故29年、廃炉の行く末は見えず

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