中国電力の上関原発(山口県上関町)建設計画に反対してきた県漁協祝島(いわいしま)支 店(旧祝島漁協)が漁業補償金の受け取りを決めたことについて、住民団体「上関原発を建てさせない祝島島民の会」(清水敏保代表)のメンバーや代理人弁護 士が22日、県漁協本店(同県下関市)を訪れ、補償金配分の中止を申し入れた。同会は、祝島支店の正組合員53人のうち、31人が署名したとする受け取り 拒否の文書も提出した。
中国電力は予定地周辺の漁協でつくる共同漁業権管理委員会に計約125億円を支払ったが、祝島支店だけが受け取りを拒否していた。同支店分は10億8000万円。しかし今年2月、県漁協の集会で正組合員の無記名投票が行われ、賛成31人で、受け取りを決議した。
島民の会によると、3月16日に会所属の正組合員31人に意思を確認したところ、全員が「補償金は受け取らない」とする文書に署名、押印したという。
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これは、相当に変な話。無記名投票では31人が『受け取り』。しかし、正組合員31人は受け取り拒否をはっきり示している。祝島の方々は反原発運動を20数年続けてこられた方がいることで有名。突然、受け取りを受諾するのは考えられません。とすると、この無記名の受け取り受諾票は、どこから出てきたのでしょうか?票の改竄(端的に言って「でっちあげ」)があったとすると、これは漁業組合の責任が問われてしかるべきでは?
もし先の投票で不正があったとするならば、補償金を受け取り原発を容認するということだけでなく、無記名投票だったということから反対派の漁民たちの間に裏切り者、寝返りが出たと疑心暗鬼にさせ仲間内を分断させるような意図もあったのではないかと考えてしまいます。卑劣なやり口に屈せずこうしてしっかり結束なさっている皆さんに心から敬意を表したいです。