柏崎市の桜井雅浩市長は3月30日、4月から東日本大震災の被災地支援に派遣する職員2人に辞令を交付した。桜井市長は「持ち前の力量を発揮して地域住民に喜ばれる仕事を」と激励した。
同市は2011年の震災直後から職員を交代で派遣しており、14年からは年単位で福島第1、2原発が立地する福島県双葉、大熊、富岡、楢葉の4町に職員を派遣してきた。
[…]
楢葉町は15年9月に避難指示が解除されたが、全町民2700人のうち帰ったのは33%。大半の町民は福島県いわき市で避難生活を送る。町の財政規模を通常の5倍にして急速な復興整備を進めており、業務量の多さに職員数が不足しているという。派遣される関矢博明・市浄水課係長(54)は簡易水道の水質管理など生活環境保全の業務にあたる。
双葉町は96%が帰還困難区域で、22年度ごろの入居を目標に生活拠点の整備が進められているという。派遣される再任用の金子剛さん(62)は2年間、楢葉町で町道や橋の修繕や19年完成予定のスマートインターチェンジの整備に従事してきた。派遣3年目となる双葉町では産業拠点の整備や住民の意向調査などを担当する。【内藤陽】
なんだか不気味なものを感じずにはいられない。ほんとうの目的は。