原発10キロ圏内にホテルができた。 復興に「原発ツーリズム」は正しいのか? via ホウドウキョク

東日本大震災7年。鉄道が再開した富岡駅前に泊まった。(画像は部屋からの眺め)

3 Lines Summary

  • ・原発10キロ圏内の富岡町にホテルがオープンした
  • ・夜桜ライトアップや夏祭りなど人を呼ぶ作戦を行なう
  • ・ただ、「原発ツーリズム」と言われるのには違和感がある

(略)

渡辺さんは避難先の福島県大玉村で仮設店舗を設けて事業を再開していたのが、避難指示が解除されることを知り、富岡町へ戻ってくることを決めた。仲間たちと相談した結果、たどり着いたのがホテル経営だった。

「商売として考えて、帰還が始まっても宿泊が足りないだろうと。本当にそれは安易な考えで、今やってみて本当に大変だなと思うんですが(笑)」

4階建てで、木の風合いを生かしたモダンなデザイン。ホテル周辺に飲食店がほぼ存在しないため、レストランを備えていて、福島県産の食材を中心に料理を振る舞っている。

(略)

『事故現場を観光資源とする「原発ツーリズム」の最前線基地』

これに、富岡ホテルのオーナー・渡辺さんは、違和感を持っていた。

「富岡ホテルと名前を付けた人がいて、『こういう想いでやっていかなきゃいけないよ』と言っていたのが、そのまま出ちゃったんですよね。我々の想いと報道と違う部分があって、その辺はちょっとね。原発ツーリズムを進めるという想いは、私はないです」

ただ、事故を起こした東電を憎む気持ちはないと言い、町に原発関係の人が住むことについては前向きな考え方を持っている。「10人いたら10人の考えがあって、みんな違う」と前置きしつつ、こんなことを語った。

「7年経って、家族の事情とかがあって、戻りたくても戻れない人が本当にいっぱいいる。それはそれでしょうがないと思うんですよ。だから、その中で、廃炉関係の社宅の街になるかもねと。富岡町の人を戻そうと言っても、たぶん戻んないですよ」

全文は原発10キロ圏内にホテルができた。 復興に「原発ツーリズム」は正しいのか? 

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