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Daily Archives: 2017/01/21
/2 原発の影 予断許さぬ、離島挟み撃ちvia毎日新聞
[…] 船も不足、逃げ場は 東京電力福島第1原発事故を受けて原発の停止が相次いだころ、森田さんが上関原発反対を長年訴えてきたことを知る人から「おまえの勝ちじゃの」と声を掛けられた。原発が止まると感じたらしい。しかし、結局原発廃止は進まず、新基準に基づいて伊方原発は全国で3番目に再稼働。上関原発も、準備工事は中断したものの、建設に必要な埋め立て免許が更新され、予断を許さない。 「離島と原発の関係は特殊です」と森田さん。東電原発事故では40キロ以上離れた住民も避難させられた。2014年に大飯原発3、4号機の運転差し止めを命じた福井地裁判決も、250キロ圏内に住む人の生活が脅かされる危険性を認めた。 現在の島の住民は二つの集落で計約380人。戦後最盛時の約10分の1にすぎないが、島民全員が乗る船は港にはない。事故時に伊方原発側から風が吹けば、救援船が来ても避難先の本土もまた風下に当たる。事実上、逃げ場はない。 森田さんは「長島の自然を守る会(現・上関の自然を守る会)」のメンバーだ。現地の山口県上関町での抗議や選挙の手伝いに足しげく通った。守る会の趣旨は開発に伴う自然破壊を食い止めること。原発周辺の自然を調査する地道な活動に力を入れ、カンムリウミスズメ、スナメリなど希少生物の生息を明らかにしてきた。 原告は希少種 08年に森田さんも原告に加わって起こした原発予定地周辺海域の埋め立て免許取り消し訴訟では、こうした生物の名前を原告として訴状に記載した。従来の反原発訴訟は憲法が保障する人格権や人の生存権を救済根拠としてきたが、それにとどまらず、生き物を代弁して「自然の権利」を主張したのだ。訴えは注目され、全国から支持者が集まった。 […] ◆ノート70年 原発差し止め4件、人格権侵害の危険認定も 原発の周辺住民が設置許可取り消しや運転差し止めなどを求めた訴訟では「(司法審査は)行政庁の判断に不合理な点があるか否かという観点から行う」という判断の枠組みが踏襲されている。最高裁が1992年、四国電力伊方原発1号機訴訟の判決で示した。 司法審査の対象が限定され、住民側敗訴が相次ぐ中、2006年以降の(1)北陸電力志賀原発2号機訴訟の金沢地裁判決(2)関西電力大飯原発3、4号機訴訟の福井地裁判決(3)同高浜原発3、4号機仮処分の福井地裁決定(4)高浜3、4号機仮処分の大津地裁決定--の4件は運転を差し止めた((1)(3)はその後住民側敗訴)。(2)では、日本の法制下で人格権を超える価値は見いだせず、生命を守り生活を維持する利益は人格権の根幹とした上で、原発の運転によって、それが侵害される具体的な危険があると判断した。 ニュースサイトで読む: http://mainichi.jp/articles/20170121/ddl/k39/040/553000c#csidx12873cd83b4a49483cd0b4eb1613876 Copyright 毎日新聞 もっと読む。
<原発ADR>事故対応の専従職員給料認定へ via 河北新報
宮城県は20日、東京電力福島第1原発事故に伴う損害賠償請求の和解仲介手続き(ADR)で、原子力損害賠償紛争解決センターから県職員の人件費支払いなどを含む和解案が提示されたことを明らかにした。事故対応に当たった専従職員の給料が賠償額に認定されるのは、全国で初めて。 […] これまで専従職員の給料が認められた事例はなかったが、宮城県は「原発事故によって段階的に削減する計画だった職員数を減らせず、人件費がかさんだ」などと主張してきた。 県は県議会の議決を経て和解案に応じる方針で、東電も受け入れるとみられる。和解が成立すれば、県内では丸森町、白石市に次いで3例目になる。 原子力安全対策課は「専従職員の給料は認定されるのが難しく、申し立てを見送った自治体もある。他自治体の損害賠償請求に良い影響を与えるよう期待したい」と和解案を評価した。 全文を読む。
宇都宮健児氏ら都に福島原発の自主避難者支援要請へ via 日刊スポーツ
宇都宮氏はシンポジウムの最後に感想を求められると、涙を流し、声を詰まらせながら思いを吐露した。 元日弁連会長の宇都宮健児氏(70)のシンポジウム「希望政策フォーラム」が21日、都内で行われた。 第10回のテーマは、11年の福島第1原発事故発生を受け、国の避難指示がなかった地域から福島県外に避難した自主避難者への住宅支援が3月末で打ち切られる問題について、現状の紹介と議論が行われた。 国が指定した帰還困難区域、居住制限区域、避難指示解除準備区域からの避難者には、東京電力から不動産賠償、精神的損害賠償がある。一方、自主避難者については、福島県が災害救助法に基づく「みなし仮設住宅」として無償提供してきた住宅支援が唯一の補償だ。福島県は、その支援を3月末で打ち切る方針を発表した。同県は16年10月、自主避難者は2万6601人おり、約70%の1万8620人が4月以降の住居が未定と発表した。 その裏には、自主避難者が経済的に困窮しているという現実がある。自主避難者の中には、夫が福島県内で働く一方で、子どもを被爆から守るために妻子が県外に避難し、二重生活を余儀なくされる家庭が多い。 全国で最多の約2000人の自主避難者を受け入れている東京都は、都営住宅の優先入居枠を200戸から300戸に増やした。ただ(1)ひとり親世帯で同居親族が20歳未満の子だけ(2)60歳以上の高齢者(3)18歳未満の子どもが3人以上(4)身体障害者などの入居資格がありハードルが高い。民間住宅に引っ越すにも、東京は家賃相場が高く、そもそも引っ越し費用の問題もある。この日は自主避難者が駆けつけ悲痛な叫びを上げた。 女性 4月以降、住む家がない。間もなく都営住宅を追い出され、路上生活になります。私は、行くところがどこにもありません。昨年、都営住宅の申し込みをしようとしましたが、20歳の子どもがいるから、申し込むことも出来なかった。(対応した職員から)「(都営住宅は)都民のためにある、避難者のためにない」と追い込まれた。生活の困窮を訴えたが、とことん無視された。(中略)住民票を都に移しても難民扱い。避難者はいじめの対象で、子どももいじめられる。私は母として子どもを放射能から守りたい。今の家を継続してくれないと、路上生活しかない。なぜ引っ越さないと言われても、金銭的なものもある。 (略) 宇都宮氏 安倍首相とか国会議員とか、小池知事とか都議会議員に聞いてもらいたい。本当に困っている人、本当に苦しんでいる人を救うために政治がある。そういう人の声が国、自治体に届いていない。耳をふさいでいる政治家が、あまりにも多いのではないか? 築地市場の豊洲移転の白紙撤回と、この問題を(17年夏の)都議会議員選挙の最大の争点にし、全候補に突きつけないといけない。それが政治家がやることでしょうと、しっかり問うていかないといけない。 宇都宮氏と、同氏を支援する希望のまち東京をつくる会は21日、東京都に対し自主避難者に対する支援施策を要請する文書を発表した。 (1)都として現行の避難先の無償提供を延長。 (2)都営住宅の優先枠について収入・世帯要件を撤廃、大幅に緩和した上で再募集を行う。とりわけ既に入居している人が継続して居住できるようにする。 (3)雇用促進住宅や民間賃貸住宅、国家公務員住宅に避難している自主避難者については、住居費負担が都営住宅家賃並みになるよう、家賃補助を行う。 (4)行政の姿勢を明確に示すため、都内の自主避難者を17年3月末で強制的に退去させないと表明。 (5)避難者の声を、小池百合子都知事が直接聞く場を、早急に設定する。 宇都宮氏は「3月までに、小池知事と対話する場を設けたい」と強い意欲を見せた。 全文は宇都宮健児氏ら都に福島原発の自主避難者支援要請へ
「風も要因の一つ」=高浜原発クレーン倒壊-関電 via Jiji.com
関西電力高浜原発(福井県高浜町)の高島昌和運営統括長は21日、同原発内で記者会見し、大型クレーン1台が倒れ、高浜2号機の核燃料を保管する燃料取り扱い建屋などが破損したことについて、「風も要因の一つと考えている」と述べた。 (略) 高浜1、2号機では原子炉格納容器の上部にドーム状の「屋根」を付けるために大型クレーン4台を昨年10月から順次設置。クレーン倒壊時は4台それぞれ先端からワイヤを伸ばし、地面に置いた約5トンの重りにつないで安定させていた。 関電は、約5トンの重りであれば瞬間風速毎秒42メートルまで耐えられると想定。20日夜は「暴風警報が出ているということで20メートル程度の風を考えていた」(高島氏)という。構内の2カ所で実際に計測された風速は瞬間で毎秒約14メートルと同15メートルだった。 全文は「風も要因の一つ」=高浜原発クレーン倒壊-関電
<汚染廃棄物>気仙沼市 焼却せず全量処理 via 河北新報
東京電力福島第1原発事故に伴う放射性物質で汚染された国の基準(1キログラム当たり8000ベクレル)以下の放射性廃棄物に関し、宮城県気仙沼市は11日、土壌にすき込むなど焼却以外の方法で全量処理する方針を示した。同日の市議会震災調査特別委員会で明らかにした。 市内の農家23戸が保管する基準以下の廃棄物は約360トン。327トンの400ベクレル以下のほだ木や牧草、稲わら、33トンの400ベクレル超の牧草と稲わらは、いずれも廃棄物があった元の土地へのすき込みなどで対応する。市は各農家に出向いて説明する方針。 (略) 市によると、国の基準を超える放射性廃棄物(未指定)は市内に稲わら0.5トンがある。 全文は<汚染廃棄物>気仙沼市 焼却せず全量処理
Another Fukushima evacuee bullied at school: Niigata Pref. education board via The Mainichi
NIIGATA — A female junior high school student who evacuated from Fukushima Prefecture to northern Niigata Prefecture in the wake of the 2011 nuclear meltdown has stopped attending classes since mid-December last year due to bullying at school, the Mainichi … Continue reading