九州電力が、鹿児島県の三反園訓知事から要請を受けた川内原発(同県)の一時停止について、即時に応じない方向で調整していることが31日、分かった。今週中にも対応方針を決定し、回答する。
川内原発は1号機は10月6日、2号機は12月16日からそれぞれ定期検査に入り、知事の要請とは無関係に2カ月余り停止する予定だ。九電は定期検査の中で、知事の求める原子炉や使用済み燃料プールなどの設備点検を実施する方向だ。
三反園知事は8月26日、九電の瓜生道明社長と県庁で会談し、川内原発を直ちに停止し、入念な点検を行うよう要請