東京電力福島第一原発事故後、関東を中心に活動する民間団体「関東子ども健康調査支援基金」は十七日、日立市内で甲状腺エコー検査を実施した。県北地域に住む五~十八歳の子ども約百人が受診した。
二〇一三年秋、子どもへの放射能の影響を調べようと、茨城、千葉両県の市民が基金をつくった。ボランティアの医師の協力で、茨城など関東五県で集団検査を実施している。検査は年に一度行っており、日立市は今回で三回目。
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小学三年生の長女(8つ)を連れてきた市内の母親(51)は「なかなか放射能への不安を口にできない中、検査を受けられるのはありがたい」と話した。 (山下葉月)
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