【アスタナ〈カザフスタン首都〉=福岡幸太郎】安倍晋三首相は27日午前(日本時間27日午後)、カザフスタンのナザルバエフ大統領と会談する。 日本はカザフスタンが建設を予定する原子力発電所の受注を目指しており、首脳会談でどこまで交渉を後押しできるかが焦点となる。
首相は中央アジア5カ国を歴訪中で各国で日本企業の事業拡大に向けたトップセールスを展開している。カザフスタンは最後の訪問国。ウランの埋蔵量が世界第2位、生産量が世界第1位の資源国だ。日本とは原発の輸出に必要な原子力協定を結んでいる。
カザフスタンは新たに原発の建設を検討しており、東芝傘下のウエスチングハウス(WH)などが受注を目指している。日本政府は海外へのインフラ輸出の拡大 を成長戦略の一つとして掲げており、カザフでの原発受注にも力を入れている。首相が直接、大統領に日本企業の受注を売り込む。
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