公立小4分の1近く 屋外授業に制約 via Yomiuri Online

福島大や県市町村教育委員会連絡協議会などでつくる団体が実施したイン ターネット調査で、回答した公立小学校の4分の1近くが、東京電力福島第一原発事故の影響で主に屋外で行う授業に困難や制約があると答えたことがわかっ た。同大などは「保護者らの放射能への根強い不安が背景にある」と指摘している。

 調査は昨年11月~今年1月、公立の小学校468校、中学校228校を対象にインターネット上で行い、約7割から回答があった。

 授業の実施について「一部困難」と答えたのは、中学校の6%に 対し、小学校では24・6%に上った。具体例は、遠足や登山、学校の畑を使った作物栽培、プールでの水泳指導など。地域の清掃ボランティア活動を挙げた学 校もあった。同大は「放射能の影響を受けやすい低年齢の子供を持つ保護者の不安が強く、特に小学校で屋外活動が控えられている」と分析する。

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