政府のエネ基本計画案で原発は「重要電源」、再稼動方針を明記 via ロイター

今回の基本計画案では、将来の電源別の構成比を示していない。現行エネルギー基本計画における原発依存度は、2009年度に総発電量に 対して29%だった依存度を30年時点で53%に増やすとした。だが、福島事故を契機に原発推進に対する世論の批判が噴出。民主党政権は、一昨年9月に打 ち出した「革新的エネルギー・環境戦略」において、「2030年代に原発稼働ゼロが可能とするよう、あらゆる政策資源を投入する」と、政策を急旋回した。

記者会見で茂木経産相は、電源構成比について、「ベスト・ミックス(最適な電源構成比)はできるだけ早く決めていきたい」としながらも、「見通しが立たないのに原発比率50%以上とか、逆に原発ゼロとか根拠なく示すのは、責任あるエネルギー政策とは言えない」と強調した。

(略)

<核燃サイクル推進を維持>

原発から出る使用済み核燃料を再処理して、取り出したプルトニウムを加工して、再び燃料として原発で使う「プルサーマル発電」などの核燃料サイクルの推進方針維持も計画案に記載。利用目的のないプルトニウムを持たないとの原則について「引き続き堅持する」と明記した。

再生可能エネルギーについては、「現時点では安定供給面、コスト面で様々な課題が存在するが、エネルギー安全保障に寄与できる有望かつ 多様な国産エネルギー源」と位置づけた。今後の育成策について同計画案は、「2013年から3年程度、導入を最大限加速し、その後も積極的に推進してい く」と記載した。

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