【シカゴ=中島達雄】米エネルギー省は15日、米西部ニューメキシコ州カールスバッド郊外にある放射性廃棄物地層処分の試験施設で、地下の放射線レベルが上昇していると発表した。
地下約660メートルに埋設した廃棄物から放射性物質が漏れた可能性があるため、原因の調査を始めた。地上の敷地境界での放射線量は、人体や環境に影響のないレベルを維持しており、作業員の放射線被曝(ひばく)や施設の汚染は確認されていない。念のため緊急対策要員が地上のシェルターに避難し、その他の作業員は15日夕までに施設を離れた。
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