東日本大震災:福島第1原発事故 地産地消の給食中止を いわき市長に「ママの会」申し入れ /福島 via 毎日jp

 「いわきの初期被曝(ひばく)を追及するママの会」(共同代表、鈴木さおり市立小PTA会長ら)は27日、学校給食への地元農産物の使用とりやめなどを求め、清水敏男市長に申し入れを行った。

約80人の保護者らが、地産地消の食材使用のとりやめと、給食に使用する全食材の放射線測定を求めた要 望書を提出。清水市長は「中学2、3年の2人の子どもを持つ親として皆さんと思いは同じ」と述べ、年度内は北海道産のコメを使用することや、放射線測定現 場を視察することを約束した。

同市の学校給食は、市内7共同調理場などで小中学校119校の約3万食を調理。1キロ当たり20ベクレ ル以下を原則に放射線測定器で検査し、地元食材は一部を除いて使用されていないという。清水市長は「いわき市産米は時間の経過とともに放射線が激減してい る。さまざまな状況を見極め、実施(再開)時期を判断したい」と話した。

保護者からは「子育て支援策の前提は健康と命を守ることで、あくまで『ゼロベクレル』を目指すべきだ」などの意見が出された。

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