原爆投下直後に降った放射性物質を含む「黒い雨」が、国の認定よりも広い範囲で降っていたとする広島市の調 査結果について、厚生労働省の検討会が設けた作業部会は、「降った範囲の確定は難しい」としながらも、「国の認定範囲の外でも、黒い雨を体験した住民が存 在した」とする報告書をまとめました。検討会は引き続き調査結果の検証を進めることにしています。
広島市は、原爆投下直後に放射性物質を含む黒い雨が、国が援護の対象としている地域のおよそ6倍の範囲で降った可能性があるとする調査結果をまとめ、国に対象地域を広げるよう求めています。