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Daily Archives: 2012/01/02
社説 まなざしの転換 脱原発へ確かな一歩を via 信濃毎日新聞
海岸沿いに並ぶ4棟の無残な建屋。ぼろぼろになった福島第1原発の姿を見るたびに、原発災害のすさまじさを実感する。 同時に、核燃料のメルトダウンという人類史上まれにみる事故は、日本の政治の衰退とどこかでつながっているのではないか、そんな疑問を拭い切れないでいる。 年の暮れ、消費税率の引き上げをめぐって民主党は大揺れとなった。集団離党騒ぎまで起こし、増税案を決める始末である。 「脱原発」はどうしたのか。論議が盛り上がらないのが不思議でならない。それどころか、野田佳彦政権は原発の輸出を進めてきた。福島の事故を受け、直ちに脱原発へとかじを切ったドイツとは対照的だ。 なぜ先端技術を誇る日本で事故が起きたのか。ドイツとの違いはなにか。いまなにをなすべきか。 年が明け、なお向き合わなければならない大切な問いである。 続きは 社説 まなざしの転換 脱原発へ確かな一歩を
New Trends in Japanese Documentary An exclusive interview with Fujiwara Toshifumi via Sonatine
I’ve watched a couple of documentaries dealing with the disaster that hit Japan on March 11th, but in my opinion, your work stands apart from them. I think you adopted a broader perspective. Among other things, I felt No Man’s … Continue reading
Fukushima meltdowns set nuclear energy debate on its ear via The Japan Times
The Fukushima nuclear crisis changed the national debate over energy policy almost overnight. By shattering the government’s long-pitched safety myth about nuclear power, the crisis dramatically raised public awareness about energy use and sparked strong antinuclear sentiment. And as the … Continue reading
班目委員長らに寄付金 就任前 原子力業界が数百万円 via Tokyo Web
原発の設置許可申請などについて、安全審査のダブルチェックとして二次審査を担当する原子力安全委員会の五人の委員のうち、班目(まだらめ)春樹委員長と代谷(しろや)誠治委員が、就任前の三~四年間に、原子力関連企業や業界団体から三百十万~四百万円の寄付を受けていたことが二日、分かった。 安全委の下部組織の専門審査会で、非常勤で審査を担当する複数の委員も、審査対象企業などから寄付を受けていた。いずれも審査の中立性への影響はないとしている。 班目氏は二〇一〇年四月に東京大教授から安全委の委員長になった。同氏によると、〇九年までの四年間に三菱重工業から計四百万円の寄付を受けた。代谷氏によると、同氏は京都大教授だった〇九年までの三年間に、電力会社などでつくる「日本原子力産業協会」の支部から計三百十万円を受け取った。 続きは 班目委員長らに寄付金 就任前 原子力業界が数百万円
Science with a Skew: The Nuclear Power Industry After Chernobyl and Fukushima via Japan Focus
Gayle Greene It is one of the marvels of our time that the nuclear industry managed to resurrect itself from its ruins at the end of the last century, when it crumbled under its costs, inefficiencies, and mega-accidents. Chernobyl released … Continue reading
アーサー・ビナード 新幹線と村正の刀 via 雑誌「うえの」
新幹線と村正の刀 今年[2011年]の八月、ちょうどお盆の時期にラジオの仕事で青森へ行くことになった。 ぞろぞろ流れてくる乗客の顔、顔、顔を眺めながら、青森からきたのか八戸からなのか、それとも盛岡か仙台からかしらと、とりとめもなく当て推量していた。すると、おそらく一号車のほうから、いちばん最後に降りただろうという四人家族が現れた。若い夫婦と息子二人で、上の子は小学二年くらいと見え、下の子は幼稚園の年長組か。母親、長男、次男、父親の順番で列をなして、先頭の母親の疲れの様子から推し量ると、長時間の乗車だったらしく、始発の新青森から乗ったのか……。 お兄ちゃんはおとなしく、母親のあとにつづいて歩いているが、弟のほうは新幹線に興味がありすぎて、それが体中からにじみ出ている。白い車体をじろじろ見て、新幹線のすぐそばにいる自分にびっくりして、どうしても触らずにはいられず、左手を伸ばして新幹線の横っ腹をなでながら歩いているのだ。そしてぼくの少し手前まできたとき、母親はいきなり振り返り、次男をきっとにらみ「手!しない!」としかった。 そんな日本語が成立するのかと、ぼくはひどく感心した。けれど、いわれた坊やはぱっと左手を引っ込め、神妙な表情に変わった。その拍子に、掌が一瞬こっちに向けられて、まっ黒に汚れていた。さらに、かわいい顔をよく見れば、すでに鼻先や口のまわりにも、黒いのがついているではないか。ま、子どもという生き物はいつも全身で、興味の対象に触れながら知っていく。子どもの「新幹線体験」には、座席の匂いをかいでみることも、床にあれこれ落として這い回ることも、車体をなでることもその手をなめたりすることも含まれ、そんな作業を経て「新幹線」を覚えるわけだ。 続きは 新幹線と村正の刀 ◇関連記事 •ひと:A.ビナードさん=核の平和利用の虚構を斬る詩人 via Mainichi.jp •「私たちも曲解していたかも 「風評被害」の真の意味」 on 『地元紙で識るオキナワ』
「住民票を移すか、子どもを関東に戻すか」原発事故 自主避難家族に迫られる理不尽な選択 via 日刊サイゾー
東京電力福島第1原発事故によって、国が指定した区域外から九州や沖縄に自主避難した人々の間に、現地の教育委員会からの”ある通達”が困惑をもたらしている。これまでは特例措置として、自主避難した家族の児童については住民票を移動することなく現地の学校への通学が認められてきたが、来年度以降はこ の”特例”が認められないというのだ。「だったら、住民票を移せばいいだけではないか」と指摘されそうだが、自主避難している母子にとってはそう単純な話 ではない。場合によっては、避難先から追い出されるか、関東で離れて暮らす夫との離婚か、の”二者択一”を迫られるケースすらあり得るのだ。 法律上では義務教育の場合、転居を伴う転校の際には住民票の移動が必要。各地の教育委員会によって毎年編纂される学齢簿も住民票をベー スに作られるため、転校と住民登録は一体のものだ。自主避難の児童については一時的な措置として、現地への住民登録なしでの通学が認められているが、それ 以前に自主避難の母子の多くは住民票を移したがらないという。なぜか。小学生の息子を連れて那覇市に自主避難している横浜市の40代主婦は、こう事情を明 かす。 「指定区域外からの自主避難ということで、『避難なんて大げさ』と夫や義父母などの周囲から必ずしも理解があるわけではないんです。避難している多 くのママたちは周囲に必死で頼み込んだり、反対を押し切ったりしながら、肩身の狭い思いをして何とかここ(沖縄)で暮らしているのが実情。そんな状態なの に住民票を移したらどうなると思いますか。夫から『そんなにオレと離婚したいのか!』などとなじられたりして、たださえギクシャクしている夫婦仲がさらに 険悪になってしまいかねません。教育委員会は、そんな自主避難者たちの事情をまったく分かっていないんです」 続きは「住民票を移すか、子どもを関東に戻すか」原発事故 自主避難家族に迫られる理不尽な選択