『広瀬隆 「福島原発事故 -メディア報道のあり方-」』

葉さん:多くの国民が今日、空中からの放水と地上からの散水を見ましたが、この手段は効果がありますか?

広瀬さん:原子炉の崩壊熱のグラフを見てください。電気出力で100万キロワットの原発の場合です。グラフはずっと下がっていきます。対数グラフで分かりにくいのですが、一日たっても1万キロワットあるのです。1万キロワットというのは、それだけで発電所ができるほどの大きな熱量です。これはどんなに低くなっても、半永久的に出るのです。水で冷やすということは、水を循環させて熱を奪っていかなければ意味がないのです。水をかけても意味がないのです。何が大事かと言うと、たった一つ、電源だけです。電源が回復しないのに水をかけても、焼け石に水なのです。

続きは『広瀬隆 「福島原発事故 -メディア報道のあり方-」』から。

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