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A nuclear power plant in Byron, Illinois. Taken by photographer Joseph Pobereskin (http://pobereskin.com). カレンダー
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Tag Archives: 内部被曝
内部被ばく影響長期 日露チーム ラット実験 via 毎日新聞
線量「外部」の16~220倍 日本とロシアなどの放射線被ばく専門家でつくる研究グループによる動物実験で、放射能を持ったマンガンを体内に取り込んで内部被ばくしたラットの内臓に、一定の時間がたっても異常が見られたことが分かった。原爆投下後の爆心地周辺では、人々が粉じんと一緒に放射能を持ったマンガンを吸い込んだ可能性が高い。国は原爆による内部被ばくの影響に否定的だが、研究グループは「健康被害の潜在的リスクを示唆する」としている。 […] 爆心地周辺では爆風で破壊された家屋などが粉じんとなって巻き上げられた。当時の家屋には土壁が多く使われていたが、土は二酸化マンガンを多く含み、マンガンは原爆がさく裂して中性子が当たると放射能を持つ。こうして放射性物質となった粉じんを人々が吸い込んだ結果、内部被ばくしたと考えた研究グループは、ラットを入れた装置(空間)に放射能を持たせたマンガンの粉じんを充満させ、影響を調べた。 その結果、1時間装置に入れたラットが、体外から浴びた放射線量が約6ミリシーベルトだったのに対し、粉じんを吸い込んだりしたことによる肺の被ばく線量はその約16倍、小腸は約220倍に達した。肺には出血や気腫が見られたほか、小腸の細胞が異常に増殖した。細胞増殖は60日たっても顕著だった。 内部被ばくによる影響を調べる研究では、広島大の大滝慈(めぐ)名誉教授(統計学)らが昨年2月、原爆投下直後に救護のため広島市内に入った元少年兵を対象にアンケートしたところ、粉じんを浴びたグループの急性症状の発症頻度が、浴びていないグループの10倍以上だったことが分かっている。今回の動物実験も内部被ばくの影響を示唆しており、実験結果をまとめた論文は今年2月、ドイツの放射線医科学誌(電子版)に掲載された。 研究グループの一人、長崎大原爆後障害医療研究所の七條和子助教(病理学)は「放射性物質を取り込んだことの影響は日がたってもみられた。がん発症との因果関係を証明するにはさらに研究が必要だが、貴重な実験結果だ」と話した。【加藤小夜】 […] 全文
内部被曝測定に初歩的ミスか? 改善進まぬ旧動燃体質 via テクノロジーonline
前々回、前回と2回に渡り、2017年6月に発生した日本原子力研究開発機構の大洗研究開発センター燃料研究棟の内部被曝事故の経緯と原因を考察してきた。最終回では、なぜこうした事故を繰り返すのか、根本の原因を考察する。 両者とも測定評価ミスの可能性も 今回の被曝評価ではどちらも、緊急の医学的処置の要否を判断するため、測定の難しいα線測定からの放射能量の評価や、時間のかかるバイオアッセイ検査ではなく、肺モニターを採用している。超小型α線検出器の肺内部への挿入はできず、肺の汚染を直接検査するには外科手術による切開しか方法がない。医療リスクを考慮すれば、現実的には今のところ肺モニター法がベストといえる。 1回目の内部被曝検査に際しては、5人の作業者は大洗のPFRFから東海村にある核燃料サイクル工学研究所に移送されている。前述したように事故直後に作業服などの汚染が確認されていたことから、移送前には体外をシャワーで洗い流し除染している。バイオアッセイ検査で予測されるより大きな値が検出されたのは、このときの洗浄が不十分で身体表面に付着していた両核種を測定してしまったのではないか。 […] 全文
大洗被ばく 規制委が立ち入り検査 安全確保の資質疑問視 via 東京新聞
[…] 規制委によると、検査では、作業員らが事故前に鼻と口を覆う半面マスクを着用した際、肌に密着しているかを確認する機器を使用せず、マスクや防護服などを適切に着用しているかを作業員同士で確認していなかったことが判明。放射性物質が入っていた貯蔵容器を開ける手順などを示す作業計画もなかった。規制委は追加の検査をする方針で、機構も半面マスクを着用していながら、なぜ放射性物質を吸い込んだのかなどを調べる。 田中委員長はこの日の定例会合で、事故時の機構の対応について「プルトニウムという特殊な物質を扱う上での手順や考え方が欠けている」と指摘。「(機構はこれまで)あまりにもトラブルを起こしすぎている」と述べた。会合後の記者会見では「機構は本来、原子力利用の模範生であるべきなのに、逆になっている」と批判した。 一方、会合では、機構が法令に基づき十九日に提出した事故報告書について議論。委員から「報告書はあいまいで、(事故時の)作業の計画や手順、事故後の対応など多くの疑問が残っている」との指摘が相次いだ。 また、放射性物質を密閉した状態で取り扱う装置が配備されていたのに、事故時は、密閉性の低い作業台に、放射性物質が入った貯蔵容器を載せて開封作業をしていたことを問題視する意見もあった。 事故は六日午前に発生。男性作業員五人は尿から微量のプルトニウムが検出され、内部被ばくが確認された。 この記事を印刷する もっと読む。
内部被ばく、どう測るの?via 毎日新聞
[…] Q どうして結果が違ったの? A 放医研に運ばれた時点で、5人のうち4人は体の表面に放射性物質が残っていたといいます。原子力機構は、体の表面にある放射性物質から出るガンマ線も一緒に測ってしまい、肺の中のプルトニウムの量を実際より多く見積もってしまった可能性があります。放医研は、体の表面の放射性物質を入念に取り除いてから測定したそうです。 Q もっと正確な測り方はないの? A 放医研は、尿などで体外に出たプルトニウムのアルファ線を何日も測定し、体内の量を推定する方法も使っています。両方の結果を組み合わせることで、より実態に近い被ばく量を割り出すことができます。(科学環境部) 全文を読む。
隠される内部被曝 福島原発事故の真相〔上、中、下)via琉球新報
矢ヶ崎克馬 […] 私は、日本の小児がんの死亡率が1945年の原爆投下後5年で3倍に跳ね上がっていることを示すデータをフリップボードにしてもらった。内部被曝によるヒバクを世kだいで初めて明かにたデータである。出演前夜、シナリオを渡され午後10時過ぎまで打ち合わせをした。ところが翌朝、NHKに赴くととディレクターから、時間が足りず昨夜のシナリオ通りいかないことを告げられた。スタジオに入ると私の足下にあるはずの振り婦ボードがない。知覚の職員に「す持ってきてください」と頼んだが、渡せないとう返事。[…] 全文を読む: 上——封じられた情報。 中——安上がりの棄民作 チェルノブイリと逆方向 下——最悪の「放射能公害」 国、東電の責任で政策を
子どもの内部被ばくなしと発表 福島など2700人 via 47 News
福島県平田村のひらた中央病院などのグループは8日、東京電力福島第1原発事故を受け、福島県を中心に子ども2707人の内部被ばくを調べた結果、体内から放射性セシウムが検出されたケースはなかったと発表した。事故後、子どもが対象の大規模な内部被ばく調査は初めて。 検査は、同病院と南相馬市立総合病院、いわき泌尿器科(いわき市)の3カ所で実施。2013年12月~今年3月、 (略) 0~11歳の内部被ばくを調べた。多くは福島県在住で、宮城県や茨城県の子どももいた。 全文は子どもの内部被ばくなしと発表 福島など2700人
揺れる子育て:福島原発事故から4年半/上 「自分で判断」意識変化via 毎日新聞
[…] ●数値に不安募り […] 「除染していればOK。検査していればOK」。放射線について冊子をいろいろ読み勉強したが、これが子どもの好奇心を抑制せず、福島で生活するための基準になった。今も子どもの肌着は部屋干しし、検査していない家庭菜園の野菜は食べない。不安が消えたわけではないが「自分で判断できれば、放射線とうまく付き合うことはできると思う」と橋本さんは言う。 ●まず「測ってから」 子どもを預かる施設も試行錯誤を重ねた。福島市渡利(わたり)地区の「さくら保育園」。渡利地区は市内でも比較的放射線量が高く不安もあったが「避難できない家庭もあるはず」と休園せず、11年4月には90人以上が通園した。 […] 12年に約300万円かけ購入した食品放射線測定器は、検体を刻まなくても検査できる高性能機器。食べ物はもちろん、園児がつかまえたダンゴムシも生きたまま測定する。園の基準を国より厳しい1キロあたり10ベクレルに設定し、基準を超えれば食べさせないし、触らせない。園児も「測ってから」と検査することが身に着いている。斎藤美智子園長(60)は「本当は放射線のことを気にせず、子どもたちに虫に触ったり自然を感じたりしてほしい。その環境を取り戻すことが私たちの復興」と話す。 ●リスクだけでなく 放射線の影響を避けるため夏休みなどの一定期間、子どもを県外で過ごさせる「保養」で悩む母親もいる。福島市の40代の女性は、小学5年と3年の兄弟を、夏休みのたび市民団体が開催する保養目的のキャンプなどに参加させてきた。夫が自主避難に反対したため、少しでも放射線の影響から遠ざけたいと思った。 しかし今夏、長男が「行きたくない」と言い出した。「同級生はみんな行かない。なんで僕だけ友達と離れないといけないの」。説得して参加させたが、落ち込んだ。「子どもの負担になっているとしたら何のための保養なのか。放射線のリスクばかりにとらわれず、考え直す時期にきているのかもしれない」 […] もっと読む。
松江・山口で被曝検査 via 広島平和メディアセンター
福島県は、県外避難者を対象に、内部被曝(ひばく)線量を測定する検査装置(ホールボディーカウンター)を搭載した移動式放射能測定車による無料の検査を、11日から松江市、25日から山口市で各4日間、実施する。 福島県が全国への避難者を対象にした検査の一環で、島根、山口両県での検査は初めて。島根県内は松江市内中原町の県職員会館で開く。 […] 両県以外に住む避難者も対象。福島県によると6月11日現在、島根に71人、山口に69人が避難している。事前申し込みが必要。専用電話Tel080(5743)5867=午前9時~午後5時。 全文を読む。
原発事故と健康 女性たちが議論 会津若松via 河北新報
東京電力福島第1原発事故の影響による健康被害について、女性たちが話し合う「いのちの鼎談(ていだん)」が14日、会津若松市文化センターであった。 原発事故後の生き方を考えるイベント「原発と人間・市民フォーラム」の一環。原発や放射能問題をテーマにする映画監督の鎌仲ひとみさん、「放射能から子どものいのちを守る会・会津」代表の片岡輝美さん、福島県猪苗代町の内科医今田かおるさんが参加した。 鎌仲さんは放射線量の高い地域を離れ、一定期間過ごす「保養」の必要性を強調。「(チェルノブイリ原発事故で被害を受けた)ベラルーシでは、3週間の保養から帰った子どもの内部被ばく量が激減した。日本の子どもも数日だけでも保養してほしい」と語った。 さらに、土壌汚染地図が作製されていないことを問題視し、「住民を被ばくから守る視点が見えない」と国の対応を批判した。 今田さんは福島第1原発事故後、甲状腺がんが見つかった子どもが100人以上いると指摘。「当時高校生だった人が多い。19~21歳ぐらいだった人も検査してほしい」と語った。片岡さんは「事実を知る力と真実を見抜く力を身に着け、本当に重要なことを見分けることが大切だ」と訴えた。 […] もっと読む。
プールだけじゃない! 福島の学校は校外ランニングでも内部被曝の恐れvia アメーバニュース
福島市よりも福島第一原発に近い伊達市在住の保護者が言う。 「私たちの市でも、原発事故の起きた2011年からプール授業を開始した小学校がありました。1年間の積算線量が20ミリシーベルトを超える特定避難勧奨地点のそばなのに、大臣が視察に来るからとプール開きをしたのです。除染はしてあったようですが、それでも空間線量が毎時1マイクロシーベルトを超えていたような時期。さすがに保護者からのクレームが来て、その後、閉鎖しました」 […] 「いくら下がったと国が言っても、線量の高いホットスポットは至る所にあります。毎時10マイクロシーベルトの場所も珍しくない。除染すれば一時的には下がります。ですが、問題は除染されていない山などから飛んできた放射性物質により、またすぐに数値が上がってしまうことなのです」(南相馬市在住の小澤洋一氏) そんな状況の中で、今年も学校のプール授業の季節がやって来た。福島県教育庁健康教育課によると県立高校93校中、今年、プール授業を予定しているのは47校に上る。 今回は前回測定しなかった高校に焦点を当て、6月中旬に福島市、郡山市、伊達市、川俣町、二本松市の県立高校のうち20校を測定しようと考えた。そこで学校プール内の測定取材を同健康教育課に申し込んだが、 「学校プールサイドの空間線量率の測定結果から安全であると判断しているため取材による測定は必要ないと考えています」 許可が得られなかったため、なるべくプールから近い学校敷地外を測ることにした。すると、今回1000cpm(カウント・パー・ミニッツ)を超えた20校でも、うち14校がプール授業を行なうという。これは放射線管理区域と同レベルの汚染だ。つまり、本来なら18歳未満が立ち入れない場所ということである。 しかし、プール授業をやるかは空間線量で判断するという。 「学校除染と同時に市町村の除染計画に基づいて、地上1mの空間線量率が毎時0.23マイクロシーベルト以上である場合にプールの除染を実施する」(健康教育課) そのため表面汚染の基準はなく、プールサイドでの被曝リスクを尋ねても「空間線量率が毎時0.23マイクロシーベルト以下であり、人体に影響はないと判断している」との回答が返ってきた。 だが、取材すると実は表面汚染を測定している学校があることがわかった。本誌では昨年4月から8月にかけてプールの放射線測定をした複数の県立高校のデータを入手した。それによると、少なくとも4校が昨年かその前年に空間線量率と同時に表面汚染の測定を行ない、放射線管理区域を超える数値が出ていたことがわかった。 […] さらに汚染されているのはプールだけではない。郡山北工業高校で測定していた時のことだ。生徒が部活動で学校外周をランニングしている場所を測ると、口元あたりで毎時0.31マイクロシーベルトを記録し、近くの草むらは毎時1マイクロシーベルトを超えたのだ。 これでは外部被曝と同時に大気中に舞ったチリ状の放射性物質を吸い込んで内部被曝も引き起こしてしまう。こうした生活を3年間続けたら健康リスクが高まるのは必至だ。だが、学校側に危機意識はないようだ。 「放射線モニタリングは県の指導に従って毎年やっています。今年も6月からプール授業を始めましたが、その前に測定しました。空間線量が基準を下回っていたので大丈夫だと思っています」(福島南高校) 生徒がランニングをしていた郡山北工業高校は、すべての学校が表面汚染を測定しないのは県の指示がないからだという。 「教育委員会が決めた方法で測定し、基準以内なら大丈夫と理解している。そもそも大丈夫かどうかは私たちに判断はできません。表面汚染のことは初めて聞きましたが、指示がなければ学校は測定しないでしょう。(生徒が線量の高い場所を走っていることについては)ホットスポット的に高い場所がどこかは認識していません。学校の敷地内は除染でかなり低くなっていますが…」 […] もっと読む。