チェルノブイリ・フクシマを忘れない! 集会とデモ
これは去年の12月ですね、 福島県の郡山市というところで行われました IAEAとそれから日本政府の共催で行われた世界閣僚会議の様子なんですね。 これは本会議の中の様子です。
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IAEAと聞いた時に、私たちがまず思ったのは、
チェルノブイリの原発事故の後、IAEAとWHOというところが協定を結んで、
お互いの了解がなければ、いろんな放射線の研究ですとか、
それから測定データとか、
そういうものを発表できないという協定を結んだという事を聞いておりましたので、
福島県の中で、福島県とそれから福島県立医大と、それぞれに協定を結ぶという事なんですね。
それがいったいどんな意味をもつのか?という事をとても私たちは心配いたしました。[…]
で、ここで話された事というのは、いろんな参加があったんですけれども、
IAEAはもちろんですけれども、ICRPとか、アンスペアーですとかWHO
そして最終的にはインターポールもここに参加していたという事だったんですねそれでこの中でいろんな各国の閣僚の方が来られたんですけれども、
ナミビアとキューバ、それからマーシャル諸島を除いて、
その3国を除いて、ほとんどの国が
新しい完全な原発をつくって、または導入してそれを推進していくという表明を
次々にしたという事なんだそうです。[…]
ここはですね、実を言うと私の家のすぐそばなんですけれども、
田村の三春町というところの工業団地なんですね。
工業団地の一角に広く空いている所があったんですね。
ここに福島県が、環境創造センターというものをつくるんだそうです。
これはですね、三春町と南相馬市の二か所につくるんだそうなんですけれども、
三春町の場合には建設費60億円。
南相馬市は15億円だったかな。
そして様々な予算全部で190億円という莫大なお金を使って
創造センターというものをつくるんだそうなんですね。このなかにIAEAが常駐するんだという事を聞いていたんですね。
で、つい2,3日前なんですけれども、
福島県に参りましてこのIAEAというものについての説明を色々と求めたんですね。
福島県の職員の方々に聞いたんですけれども、実を言うと、ここに建物が出来るのは2年後なんですけれど、
もうすでに今年中にですね、福島県庁の隣の建物にIAEAの部屋が出来るんだそうです。で、そこは何をする所かというと、
緊急時対応能力研修センターというものが出来るんだそうなんですね。
アジア太平洋地域の核に関する緊急事態のようなことが起きた時に
「どう対応するか」という訓練センターみたいなものが、ここ、福島で行われるということなんだそうです。[…]
福島県としてはですね、最初に発表していたのは、
福島県とIAEAとの協力で、放射線のモニタリング、そして除染、それから廃棄物の処理に関する研究をするという事ですね。それから人々に対する放射線の教育とか広報とかそういう事をするという事を言ってたんですね。
でも、もともとの目的というのは、その緊急時対応能力研修センターという事のようなんですね。
続きは 「IAEAがやってきた」武藤類子さん4/21郡山(内容書き出し)
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