汚染土の再利用反対で署名提出 福島の市民団体、環境省に via 東京新聞

 東京電力福島第1原発事故に伴う福島県内の除染で出た汚染土を再利用して、同県二本松市の道路を造成する国の実証事業を巡り、地元の市民団体は21日、環境省福島地方環境事務所(福島市)を訪れ、事業の中止を求める4778人分の署名を提出した。

市民団体の佐藤俊一代表は「農作物や観光への風評被害の恐れが出ている」として白紙撤回を求めた。環境省はこれまで事業の説明会を地元の行政区やその周辺を対象に開いてきたが、他の地区の住民からも不安の声が上がっており、全市民に対象を広げるよう要望した。

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