東京都港区の在日フランス大使館で22日、東京電力福島第1原発事故の風評被害を一掃しようと、福島県産の食材を使ったフランス料理の夕食会が開かれた。ピック駐日大使は「(復興には)時間はかかるが、フランスは福島の皆さんと共にありたい」と改めて支援を表明した。
夕食会は今年で6回目。福島産のにんじんや豚肉などを使った料理が振る舞われた。企画したNPO法人「福の島プロジェクト」(福島県郡山市)の小林文紀代表は「福島産食材を絶対買わないという人がいるのは理解しているが、福島の食材を排除したまま風化させたくない。少しでも多くの人に安全性を分かってほしい」と訴えた。
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36年前から日本に住み、2011年の事故直後から福島県で炊き出しを行う団体「ラ・キャラバン・ボン・アペチ」のパトリック・オステアー代表も出席し、「福島産のおいしい食べ物を広めることで少しでも復興の手助けをしたい」と語った。
全文は福島食材でフレンチ堪能=在日仏大使館、「安全でおいしい」アピール
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