仏アレバの原発部品問題、安全上の懸念拭えず=国際調査団via Wall Street Journal

【パリ】世界有数の原子力複合企業である仏アレバが、国際調査団から管理体制全般の弱さを指摘された。同社は、所有するフランスの工場で数十年にわたり製造上の問題が隠ぺいされていたことが発覚した上、引き続き安全上の不備が懸念されている。

フランス原子力安全局率いる調査団は、1月下旬の書簡で、アレバが隠ぺいが何年も明るみに出なかった理由を分析することも、問題の再発防止を保証することも怠ったと指摘した。また、フランス中部にあるアレバ傘下のクルゾ・フォルジュの工場で製造記録が改ざんされていたことを挙げ、同工場での品質管理には依然問題があるとしている。

書簡はまた、「クルゾ・フォルジュにおける品質に対する意識と原子力発電の安全性が現在、許容できるものになったかどうかは明らかでない」と述べた。

アレバは調査団の指摘に「包括的」に対応する方針を明らかにした。同社幹部のデービッド・エモンド氏は「これは現在行っている品質監査の一環としてクルゾ工場の品質の回復・改善を目指す当社の計画と一貫性がある」との見解を示した。

世界でも指折りの原発部品工場であるクルゾの問題を是正する上で、アレバが越えねばならない厳しい試練が浮き彫りとなっている。フランスの検査当局は昨年、世界中の原発に部品を供給する同工場が製造上の問題を何十年も顧客や規制当局に隠していたことを突き止めた。

隠ぺいの発覚で原子力業界に対する信頼は揺らぎ、欧州や北米、アジアの規制当局には動揺が広がっている。クルゾの従業員が製造上の欠陥を隠したことにより、昨年夏にはフランスで原子炉2基が稼働停止となった。

フランス規制当局は欠陥の発覚を受け、1960年代以降にクルゾが製造した全ての部品を包括的に見直すよう命じた。

米原子力規制委員会(NRC)が公表した文書によると、アレバは米国の発電所13カ所で原子炉17基にクルゾ製の部品が使われていることを確認した。NRCはこの部品に関連する安全上のリスクは見つかっていないとしている。

米国、中国、英国、カナダ、フィンランド、フランスの検査官は昨年末、1週間かけてクルゾ工場の品質管理体制や内部記録を共同で調査した。今回の書簡によると、調査では隠ぺい問題へのアレバの対応を巡る懸念が多数浮き彫りとなった。

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