Daily Archives: 2017/02/05

(社説)「震災も原発事故もまだ終わっていない」 「ふたば未来学園高校」演劇で伝えるvia東京新聞

東京電力福島第一原発から30キロ圏にある福島県立ふたば未来学園高校(同県広野町)の演劇部が4日、事故後の学校生活を描いた創作劇「数直線」を東京都品川区の小劇場で上演した。脚本、構成ともに生徒たちの自作。演出を担当した2年の佐藤美羽(みう)さん(17)は「震災も原発事故もまだ終わっていない」と話す。  主人公は、東京からふたば未来学園高校へ入学したサクラ。東京で避難生活を経験した同級生がいじめに遭ったことや、故郷に帰れない現実を知り「私に何ができるだろう」と思い悩む。  「ここに、線を引きます」。サクラは、二〇一一年三月十一日を原点とした直線を舞台に引き「皆さんは今、どこにいますか」と出演する生徒たちに問う。「今」の一七年で足を止める子、震災の日から動けない子…さまざまな立ち位置が、事故後の現実をどう受け止めてきたかを映し出す。  せりふも印象的で「(福島のことは)たにんごとなの?」「震災があってから、作り笑いをするようになりました」など、実体験や生の言葉が基になっている。出演した二年の日下(くさか)雄太さん(17)は「この劇を『自分事』として演じられるのは僕らしかいない」。  終演後は、同校で演劇を指導する劇作家の平田オリザさんも登壇し「震災後、何かで線を引いたり数値化したりしなきゃいけなかった世界を、うまく立体化した」と講評。  東京都出身でサクラを演じた一年松田咲良(さくら)さん(16)は「福島について考える機会はないでしょうが、今日は考えてください」と呼び掛けた。  […]       全文

Posted in *日本語 | Tagged , , | Leave a comment

社説 原発内部の確認 廃炉の道一段と険しくvia毎日新聞

 廃炉の道が、従来の想定よりも一段と険しいことが浮かび上がった。  炉心溶融を起こした東京電力福島第1原発2号機で、原子炉圧力容器の下部に初めてカメラが入った。作業用の足場に堆積(たいせき)物があることが確認された。溶融した核燃料の可能性が高いと見られている。  東日本大震災から6年近くを経たが、内部が確認できたことは、廃炉作業にとって一歩前進だ。  だが、東電の解析によれば、現場の放射線量は1分足らずで人間が死亡するほど高く、溶融燃料と見られる堆積物は広範囲に飛散していた。東電はカメラ付きのサソリ型ロボットを月内にも投入し、本格調査する予定だったが、見直しを迫られた。  このままでは、30~40年かかるとされる廃炉期間が拡大し、2兆円から8兆円に見直された廃炉費用もさらに膨れあがることは確実だ。  廃炉費用は東電が負担することになっているが、結局は、電気料金を支払う消費者の負担となる。  技術開発の進め方は妥当か。廃炉費用を抑制する方策はないのか。政府と東電は、事故対応のあり方を、抜本的に見直す必要がある。  福島第1原発事故では1~3号機で炉心溶融事故が起きた。政府と東電の廃炉工程表では、2018年度に1~3号機のいずれかで溶融燃料の取り出し工法を決め、21年中に取り出しを始めることになっている。  そのためには、溶融燃料がどこにどのように分布しているかや、性状を把握しておく必要があるが、いまだによく分かっていない。  今回、2号機は内部調査の入り口でつまずいた。それでも1、3号機よりはましだ。この2基は水素爆発で原子炉建屋が壊れるなど損傷が激しく、調査はうまくいっていない。  炉心溶融が起きた1979年の米スリーマイル島原発事故では、溶融燃料の取り出しが始まったのは事故から6年後、作業が終了したのは11年後だ。溶融燃料は圧力容器内にあり、内部を水で満たして放射線を遮りながら遠隔操作で取り出した。  福島第1原発1~3号機は圧力容器外に核燃料が溶け出ており、作業はより困難だ。取り出した溶融燃料の保管方法や場所も未定だ。政府と東電は内外の英知を集め、一層の技術開発に取り組むべきだ。  廃炉工程を考える上で、忘れてはならないのは、廃炉の進展度合いが地域の復興や住民の帰還にかかわることだ。その一方で、無理な作業工程を設定すれば、作業員の労災や被ばくのリスクを高めかねない。   […] 全文

Posted in *日本語 | Tagged , | Leave a comment

Fukushima nuclear reactor radiation at highest level since 2011 meltdown via The Guardian

[…] The facility’s operator, Tokyo Electric Power (Tepco), said atmospheric readings as high as 530 sieverts an hour had been recorded inside the containment vessel of reactor No 2, one of three reactors that experienced a meltdown when the plant … Continue reading

Posted in *English | Tagged , , | Leave a comment

JUDGE: TRUCKS CARRYING LIQUID RADIOACTIVE WASTE CAN ROLL via Sierra

A judge has given the U.S. Department of Energy the green light to begin transporting highly radioactive liquid waste from Ontario, Canada, to South Carolina, but opponents of the shipments say the fight is not over yet. The Sierra Club … Continue reading

Posted in *English | Tagged , , | Leave a comment

Dream of cheap, clean nuclear power is over via The Japan Times

By Noah Smith NEW YORK – For much of my life, I loved the idea of nuclear power. The science was so cool, futuristic and complicated, the power plants so vast and majestic. I devoured science fiction novels like “Lucifer’s … Continue reading

Posted in *English | Tagged , , , | 1 Comment

Only Godzilla can bring attention to the Fukushima nuclear plant via NONDOC

Alarming radiation levels at Japan’s Fukushima nuclear plant represent one of those stories we hear about and think, “Hmm, that doesn’t sound good.” But then we move on with our days. Oddly, I think the comic above is what it would take for the … Continue reading

Posted in *English | Tagged , , , | Leave a comment

福島原発事故 命の原乳、出荷 避難指示区域で初の再開 via 毎日新聞

(抜粋)  2011年4月、牧場が警戒区域に指定された後も、蛭田さんは避難先から通いながら餌やりを続けたものの、栄養不足などで牛は次第に息絶えていった。その年の冬を越すのは難しかった。内部被ばくを調査する研究機関への検体提供に「牛の命が世の中の役に立てるなら」と同意し、残った10頭を安楽死させた。互いに涙を流しながらの別れだった。  原発事故から2年が過ぎた夏、町の農業復興組合で農地を維持する草刈り作業に従事しながら、酪農への思いをつないでいた。  「夢がかなうなら、またここに牛の鳴き声を響き渡らせたい」。牧場の隅々まで除染し、実証試験で牧草の安全性を確かめた。酪農は「取り上げられたら何も残らないほど人生の全て」だった。  15年9月に町の避難指示が解除。風評被害への懸念にさいなまれながらも、昨年4月に6頭の牛を導入し、試験搾乳に踏み出した。程なく1頭の雌牛が無事に生まれたときは、目頭が熱くなった。みとるほかなく、死なせてしまった牛たちが「生まれ変わってきた」気がした。 全文は福島原発事故 命の原乳、出荷 避難指示区域で初の再開

Posted in *日本語 | Tagged , , | Leave a comment