どうなる新潟知事選 脱原発の野党共闘vs原子力ムラ鮮明に via 日刊ゲンダイ

泉田裕彦知事の突然の出馬撤退でガ然、注目を集める新潟県知事選挙(16日投開票)。9月29日の告示後、初の選挙サンデーを迎えた2日、医師で弁護士の米山隆一(49)=共産、社民、生活推薦=と、前長岡市長の森民夫(67)=自民、公明推薦=の両候補が、それぞれ新潟市内を中心に支持を訴えた。

早くも鮮明になってきたのは「脱原発の野党共闘候補」VS「原子力ムラ支援候補」の対立構図だ。

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一方、「(原発の賛否を問う)シングルイッシューの選挙にすべきではない」「(知事選では)67項目の政策を掲げている。67の政策はすべて同じ重み」なんてはぐらかしていた森氏。片山さつき参院議員や地元選出の国会議員が勢ぞろいし、自民党新潟県連会館で行われた個人演説会では、新潟1区の石崎徹衆院議員が「連合が森候補支持をしてくれる。電力労組が原発推進なので、こちら側についてくれたのだろう」「柏崎市議会は原発再稼働推進の議決をしている」などと原子力ムラの存在をチラつかせて支援を訴えた。

「森さんは『(原発)再稼働ありきではない』というスタンスですが、本気で信じている有権者はいないでしょう。陣営は盛んに『連合が支援している』と言っていますが、電力系以外は動いていない。これに対して米山さんの方は、先の参院選で野党統一候補として競り勝った生活の森裕子参院議員が選対本部長に就いてフル回転。さらに民進党の自主投票で陣営の危機感が高まり、かえって結束が強まりました」(新潟県政担当記者)

野党共闘に原子力ムラがひれ伏す日が迫っている。

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