福島県は14日、東京電力福島第一原発事故当時18歳以下だった約38万人を対象にした甲状腺検査で、4~6月に新たに4人ががんと診断され、計135人になったと発表した。県の検討委員会は「これまでのところ被曝(ひばく)の影響は考えにくい」としている。
甲状腺検査は、2011年秋から13年度までの1巡目(先行検査)、14~15年度の2巡目(本格検査)に加え、今年度から3巡目(本格検査の2回目)が始まっている。
6月末現在で、がんかその疑いがあるとされたのは175人。うち116人は1巡目で、59人は2巡目で分かった。1巡目では102人が手術を受け101人ががんと確定、2巡目では34人が手術を受け全員ががんと確定した。今年6月の発表では、事故当時5歳だった1人ががんと診断されたが、新たにがんと診断された4人に5歳以下はいなかった。
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