Daily Archives: 2015/12/26

どんなにバッシングされても真実を残したい~「鼻血問題」で雁屋哲さん via レイバーネット

 12月23日、国立市にある一橋大学キャンパスで、「福島への思い~美味しんぼ『鼻血問題』に答える」というシンポジウムが行われた。登壇したのは、漫画『美味しんぼ』の原作者・雁屋哲さん、いわき放射能市民測定室「たらちね」顧問の医師・西尾正道さん。そして 1998年から被ばくをテーマに映画を撮り続けてきた映画監督の鎌仲ひとみさん。  福島第一原発事故の問題を考えるとき、被ばくによる健康被害は避けては通れない。しかし事故から5年たとうとする今、福島県内からネガティブな声はほとんど聞こえてこない。「なぜこの問題が封殺され、議論できなくなっているのかを問いたい」。この日のシンポジウムは、そうした一橋大の学生有志の思いによって実現した。  「2年かけて福島で取材したことを漫画にした。どんなにバッシングされても真実を残したい」。数万件の抗議や苦情を受けてきたという雁屋哲さんは、漫画原作者というよりジャーナリストそのものだった。「批判の中身は、ただ『風評だ』というだけで議論にならない。言い捨てて逃げていく人たちを相手にするよりも、自分は福島の人の立場で語りたい」。フレコンバックが山積みになった最近の写真をスクリーンに写し「これで復興といえるのか?」と憤る。  「フレコンバックは所詮ビニール袋だ。放射能への耐性なんて無い」「雑草が袋を突き破ってるでしょう。海岸線沿いにこんなに積まれて、高波が来たらさらわれるだけだ」。そして、外にいるわれわれが「福島の人たちは土地に愛着がある」といって、彼らをこのように劣悪な土地に縛りつけていいのか。『食べて応援』というが、農作業している人たちの中には放射能を浴び続けることのに恐怖を感じている人もいるのだ。雁屋さんはそう訴えた。  医師の西尾正道さんは、長年放射線治療に携わることによって、自らも医療被曝していると明かす。「放射線は医療においては光だと言われるが、内部被ばくさせて治療しているのだから必要悪。できればエコーや内視鏡手術のほうがいい。ましてや、原発による内部被曝は住民に何の利益ももたらさない」。日本の放射線医学にとってICRPは教科書。内部被ばくの視点がないICRPに依拠し、政治家たちは「住民の被ばくと鼻血に因果関係はない」と言い切っているが、医者の中でも「おかしい」と思う人は出てきているそうだ。「たらちね」には、今も多くの検体がよせられている。甲状腺などのガンは一割にすぎず、慢性疾患が多い。また心筋梗塞も増えているという。鼻血が出たという多くの子どもたちにも出会った。「被ばくではなくストレスのせいだと政府は片付けようとしているが、医学的にはストレスで鼻血 が出るということはない」と西尾さんはいう。 […] 「自民党の国会議員が野党だったときは、『毎日鼻血が出る』という井戸川町長の発言を重く受け止めていた。それなのに与党になると『鼻血を問題にすることが福島の人たちを傷つける』と正反対のことを言い出した。政治家にとって鼻血は道具にすぎないのだ」と。ちょうど会場に来ていた井戸川克隆さん(前双葉町長/写真)が発言。「町長時代、町民向けの説明会をひらいた。マスコミが取材に来たが、被ばく問題については一切カットされた。そんな中、雁屋さんは私が語ったことを素直に書いてくれた。漫画には報道管制がなかったらしく、その後石原環境大臣がさわいでくれたおかげで『美味しんぼ』が話題になり、問題をオープンにできたのはとてもよかったと思う」  鎌仲さんは、除染作業員ののことも案じた。作業員たちが泊まる民宿の従業員に聞くと、枕が鼻血で汚れていたり大量の薬が部屋のごみ箱に捨てられているという。  会場から「ボランティアで除染作業をしているが、やらないほうがいいのか」と質問する男性がいた。雁屋さんは「除染作業員はマスクもしないで、 高い線量の汚染物を体に抱えて運んでいる。善意でやっているのはわかるが、必ず健康障害は出ると思う。やめたほうがいい」。鎌仲さんは「そこに住むしかない人たちの住居の線量を、すこしでも下げるためなら必要かもしれない。でも誰も住んでいないところに、新たに人を住まわせるための除染は すべきではない」と答えていた。「福島のためにと思ってやっていることが、福島の人に受け入れられないのはつらい。思い込みでなく、事実を伝えなければ」と雁屋さん。これは、会場に集まった人たちの共通の思いに違いない。 「。。。」 もっと読む。

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Reactor at 2nd nuclear power plant breaks down via Focus Taiwan

Taipei, Dec. 26 (CNA) One of the two reactors at Taiwan’s second nuclear power plant broke down Saturday afternoon, Taiwan Power Company (Taipower) reported that day. […] Following the latest breakdown, only two of the six nuclear reactors at the … Continue reading

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France to distribute iodine tablets near nuclear power stations via RFI

France’s nuclear safety watchdog is to distribute iodine tablets to people living near the country’s 19 nuclear power stations, warning that an accident is possible but not probable. France relies on nuclear power for a large part of its energy … Continue reading

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福島とチェルノブイリ、事故5年目の比較/「除染して帰還」か「汚染地は放棄」か via Huffington Post

森林文化協会の発行する月刊『グリーン・パワー』は、森林を軸に自然環境や生活文化の話題を幅広く発信しています。12月号の「環境ウォッチ」では、環境ジャーナリストの竹内敬二さんが、原発事故から5年後の福島とチェルノブイリを比較しています。 ◇ 東京電力福島第一原発の周辺では放射能汚染を減らす除染作業が続き、いくつかの町ではすでに住民の帰還が始まった。福島原発事故から4年半が経つ。私はか つてチェルノブイリ原発事故から4年が過ぎた現地を取材したことがある。事故後の時間でいえば、ちょうど福島の今に当たる。「福島」と「チェルノブイリ」 の5年目を比べてみると、向かっている方向が大きく異なることに気付く。 福島の汚染地域は、汚染が比較的軽い「避難指示解除準備区域」(年間積算線量が20mSv以下)と「居住制限区域」(同20~50 mSv)、そして汚染の激しい「帰還困難区域」(同50 mSvを超える)に分けられている。 前二つの区域について、政府は2017年3月までに大規模な避難指示解除を目指す。10月に、その区域をバスに乗って回った。 (略) 住民は集団で移転した。森を切り開き、国が数十~100戸単位で新しい村を造った。国土が広く、当局が何でも決定できる政治体制だったからこそできた。 老人たちは新しい村や都会のアパートで望郷の思いを語りつつ、諦めて死んでいった。06年にも移転後の村を取材したが、老人が減り、故郷を懐かしがる人は極端に減っていた。 「経済合理性」の視点も チェルノブイリでも畑を除染する試みはあったが、結局、畑や森を大々的に 除染する政策は取らなかった。理由は「経済合理性がないから」だ。取材の中で「土地を削った土をどこに持っていくのか」「お金がかかり過ぎるだろう」と いった説明を聞いた。もともとマツとシラカバの林の中に原発と畑があり、集落が点在する地域だった。「作物が売れる農業ができなければ、除染や帰還は意味 がない」とも言われた。 福島には、新しい町をそっくり造るような場所はない。何より町のインフラの蓄積がチェルノブイリに比べて膨大で、捨てるわけにはいかない。「元の状態に戻してほしい」という住民の気持ちもある。だから除染する……。 し かし、どこまでやるか。「山や森の除染をどうするのか?」という議論は続いている。そろそろ日本の社会全体で「経済合理性」を考える視点も必要だろう。 10月末に発表された復興庁による住民意向調査では「戻りたいと考えている」という世帯は富岡町で13.9%、大熊町で11.4%でしかない。富岡町の 50.8%、大熊町の63.5%は「戻らないと決めている」と答えた。あるレベルを超えた放射能汚染には、もはや住民の忌避感が強い。 全文は福島とチェルノブイリ、事故5年目の比較/「除染して帰還」か「汚染地は放棄」か

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Ailing nuclear workers: Relying on Jesus and morphine via The Charlotte Observer

[…] After working 17 years at the Savannah River nuclear weapons plant, just across the Georgia state line in South Carolina, Smitty found out on Sept. 11, 2008, 10 years after he retired, that he had multiple myeloma, a cancer. … Continue reading

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原発事故で母親世代が転出…福島人口11万人減 via Yomiuri online

福島県が25日発表した10月の国勢調査の速報値で、県人口は5年前の前回調査から11万人以上減り、戦後最少になった。  少子化や都市部への流出に加え、東京電力福島第一原発事故に伴う県外避難が大きく影響した。特に女性の減少が目立ち、県は「原発事故で母親世代が転出した」とみている。  人口は前回比11万5458人(5・7%)減の191万 3606人。これまで戦後最少だった1970年の約194万人を下回り、減少幅も集団就職などで転出が多かった65年の約6・7万人を上回り、過去最大と なった。全域に避難指示が出ている自治体では、大熊など4町で人口がゼロだった。  男女別では、男性が前回比3万9715人(4・0%)減、女性 が7万5743人(7・3%)減。女性の減少率は川内村(43・2%)、広野町(42・3%)などで高かった。これに対し、男性は相馬市で6・8%増、い わき市で4・2%増となっており、避難者や復興事業の作業員が多く転入したとみられる。 続きは原発事故で母親世代が転出…福島人口11万人減 当サイト既出関連記事: 影落とす原発事故のいびつな人口構成 福島県 via毎日新聞

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