Daily Archives: 2015/09/09

あまりにも無責任すぎる! 原子力規制委員会の正体 ――広瀬隆×田中三彦対談<中篇> via ダイヤモンドオンライン

『原子炉時限爆弾』で、福島第一原発事故を半年前に予言した、ノンフィクション作家の広瀬隆氏。 壮大な史実とデータで暴かれる戦後70年の不都合な真実を描いた『東京が壊滅する日――フクシマと日本の運命』が第5刷となった。 本連載シリーズ記事も、累計171万ページビューを突破し、大きな話題となっている。 このたび、新著で「タイムリミットはあと1年しかない」とおそるべき予言をした著者が、元福島第一原発の原子炉設計者で、現在、翻訳家・サイエンスライターの田中三彦氏と対談。 田中氏は福島原子力発電所国会事故調査委員会の委員をつとめた。 避難にまったく責任を持たない原子力規制委員会の闇を追及する。 (構成:橋本淳司) 田中 8月11日に川内原発が再稼働しました。原発周辺の人は、「新規制基準に適合し、安全な原発になったから再稼働した」と思いたいのかもしれません。しかしながら、それは大きな誤解です。 「新規制基準」とは、安全かどうかを見定めるものではないのです! 実際、この基準を策定しはじめたころ、規制委員会はそれを「新安全基準」と呼んでいた。しかし、やがて自分たちがつくろうとしているものが「安全基準」でないことに気づき、慌てて名称を「新規制基準」に変えている。 新規制基準とは、あくまで、重大な原発事故が起きうることを認めたうえで、その対応ができているかどうかを見定めるものです。 広瀬 再稼働直前の検査段階で、九州電力が何をやりましたか? 大事故を想定した訓練をやったのですよ。要するに事故は起こると思いながら再稼働させているわけです。それをみんなが認識していないということですよね。 (略) 田中 2014年3月号の雑誌『科学』(岩波書店)に、「不確実さに満ちた過酷事故対策――新規制基準適合性審査はこれでよいのか」(井野博満、滝谷紘一)に、川内原発・伊方原発・高浜原発・玄海原発など、再稼働の対象になっている加圧水型原発(PWR)の審査のやりとりが書かれているのですが、この内容はかなり衝撃的です。 原子炉に直結している大口径配管(一次冷却水配管など)が破断し、何らかの原因で交流電源(外部電源と非常用交流電源)が失われた場合、配管の破 断で冷却水が失われてゆき、しかも電気がこないために緊急炉心冷却装置のポンプが動かず、格納容器スプレイ装置も動かないという最悪の事態になります。 九州電力によると、佐賀県にある玄海3・4号機の場合、わずか約22分で原子炉の炉心が溶融するという事態に突入します。たった22分ですよ。 その間に、移動式発電機と電動注入ポンプをつなぎ込み、格納容器への注水を準備するのにさらに30分かかり、約52分後に注水開始になるとしています。 このとき原子力規制庁の役人でさえ、「原子炉の炉心溶融を止める、あるいは遅らせるという努力を一切せずに放置するのか」と尋ねて、問題視していますが、九州電力の社長は、「炉心溶融を止める手段は一切ない」と答えています。 (略) 肝心な部分は自治体に丸投げ! 原発事故は「大量殺人罪」だ 広瀬 7月31日、東京第五検察審査会は東京電力福島第一原発事故をめぐって、東京電力の勝俣恒久、武藤栄、武黒一郎の3人について、原発の安全対策において極めて高度の注意義務があり、想定外の事態も起こり得ることを前提とした対策を検討しておくべきものだとして、業務上過失致死傷の罪で強制起訴するべきだとする2度目の議決を下しました。 つまり、これは大量殺人罪で有罪だという判断なのです。 田中 当然の判断でしょう。5層というのは、国民の健康と安全に関して最も重要な部分ですが、福島原発事故があってもなお、このことを国も規制委員会も自治体に丸投げしています。いまその問題を真剣に考えて取り組んでいるのは、泉田裕彦知事の新潟県くらいでしょう。 全文はあまりにも無責任すぎる! 原子力規制委員会の正体 ――広瀬隆×田中三彦対談<中篇>

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France tilting toward nuclear phase-out via DW

As the traditionally strong French nuclear power industry continues to be plagued by technical and financial difficulties, the government has sought to cut nuclear power in favor of renewables. French Environment Minister Segolene Royal sparked rebuke Tuesday (08.09.2015) by tying … Continue reading

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<高濃度汚染水太平洋へ>福島第一原発K排水路「14ミリ以上降れば海に出ます」9/7東京電力記者会見文字起こし via みんな楽しくHappyがいい

きっと今日も明日も高濃度に汚染された水が太平洋にじゃぶじゃぶと直接流れ出すだろう。 「1時間14ミリの雨が降れば海へ出ます」 東京電力は記者会見できっぱりと何度もそう断言した。 (略) 福島第1原発の構内では、午前2時からの1時間で、14.5mmの強い雨が観測されて­いた。 流出した量はわかっていないが、流出は、午前4時すぎまで、およそ1時間10分にわた­って続いたという。 東京電力は、流出への対策として、8月、70cmの堰(せき)の高さを15cmかさ上­げする工事を終えたばかりだった。 (略) 東電: まず、4月21日になりますけれども、 あ、失礼しました。 まずは4月17日からこれの運用を開始しております、ポンプでくみ上げてC排水路に動かす。 で、4月の21日の午前8時45分から8時9分、あ、20時9分になります。 こちらにつきましてはポンプを動かしている電源、発電機が故障したことによってくみ上げができなかったということで、 えー、海の方に排水をして、されてしまったといった状況でございます。 続きまして7月の16日。 こちらにつきましては午前8時24分頃から午後8時10分頃でございます。 こちらにつきましては、ポンプ8台全台起動しているといった状況ですけれども、 お、おー、一部出たということになります。 あと、7月20日になります。 こちらは雨が降っていたんですけれども、え、こちらはポンプが6台に切り替わって、そのあと、 つまりこちらはちょと、可能性としては詳細は今確認できていないんですが、 雨が降り続いていて、ポンプ台数が増えて、止まったということが確認されています。 で直接、その頃はカメラが設置されておりませんでしたので、実際に出ているかどうかはわからないといった状況でした。 続いて8月17日になります。 こちらにつきましては午後9時24分から午後9時28分の間、この4分間になりますけれども、 堰の上流側で波打つような形になりまして、 で、その波の一部がこの堰を乗り越えたといった状況でした。 そのあと8月27日 こちらにつきましても0時17分から0時25分。 約8分間の間です。 こちらも一部、ウーー、短い時間ですけれども、水が、あ、越えていたといった状況でございました (略) K排水路からの一部水の海への移水(流出)ということでございます。 こちら本日9月7日になります。 2時55分。 朝の2時55分から4時06分の間で、雨水が堰を超えて外洋側へ一部排水されたといったことを確認してございます。 で、4時6分以降につきましては、すべてポンプでくみ上げてC排水路への移送という状況でまた元へ戻っているといった状況です。 で、この件につき、こちらにつきましては、 昨日の夜、深夜ぐらいから発電所に多く雨が降ってございます。 … Continue reading

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