きっと今日も明日も高濃度に汚染された水が太平洋にじゃぶじゃぶと直接流れ出すだろう。
「1時間14ミリの雨が降れば海へ出ます」
東京電力は記者会見できっぱりと何度もそう断言した。(略)
福島第1原発の構内では、午前2時からの1時間で、14.5mmの強い雨が観測されていた。
流出した量はわかっていないが、流出は、午前4時すぎまで、およそ1時間10分にわたって続いたという。東京電力は、流出への対策として、8月、70cmの堰(せき)の高さを15cmかさ上げする工事を終えたばかりだった。
(略)
東電:
まず、4月21日になりますけれども、
あ、失礼しました。
まずは4月17日からこれの運用を開始しております、ポンプでくみ上げてC排水路に動かす。で、4月の21日の午前8時45分から8時9分、あ、20時9分になります。
こちらにつきましてはポンプを動かしている電源、発電機が故障したことによってくみ上げができなかったということで、
えー、海の方に排水をして、されてしまったといった状況でございます。続きまして7月の16日。
こちらにつきましては午前8時24分頃から午後8時10分頃でございます。
こちらにつきましては、ポンプ8台全台起動しているといった状況ですけれども、
お、おー、一部出たということになります。あと、7月20日になります。
こちらは雨が降っていたんですけれども、え、こちらはポンプが6台に切り替わって、そのあと、
つまりこちらはちょと、可能性としては詳細は今確認できていないんですが、
雨が降り続いていて、ポンプ台数が増えて、止まったということが確認されています。
で直接、その頃はカメラが設置されておりませんでしたので、実際に出ているかどうかはわからないといった状況でした。続いて8月17日になります。
こちらにつきましては午後9時24分から午後9時28分の間、この4分間になりますけれども、
堰の上流側で波打つような形になりまして、
で、その波の一部がこの堰を乗り越えたといった状況でした。そのあと8月27日
こちらにつきましても0時17分から0時25分。
約8分間の間です。
こちらも一部、ウーー、短い時間ですけれども、水が、あ、越えていたといった状況でございました(略)
K排水路からの一部水の海への移水(流出)ということでございます。
こちら本日9月7日になります。
2時55分。
朝の2時55分から4時06分の間で、雨水が堰を超えて外洋側へ一部排水されたといったことを確認してございます。
で、4時6分以降につきましては、すべてポンプでくみ上げてC排水路への移送という状況でまた元へ戻っているといった状況です。で、この件につき、こちらにつきましては、
昨日の夜、深夜ぐらいから発電所に多く雨が降ってございます。
で、本日うー、0時から1時までの1時間の降雨量としては5.5ミリ。
1時から2時までの降雨量としては7ミリ。
2時から3時につきましては、14.5ミリ。
3時から4時までが11.5ミリ。
4時以降につきましてはほとんど降っていないといった状況でございました。
え、まだ雨、だいたい1時間当たり14ミリ程度というものを目安としまして、
ま、こちらを越えると外に出る、一部排出される可能性があるということでお知らせをしてごいました。
全文及び動画は<高濃度汚染水太平洋へ>福島第一原発K排水路「14ミリ以上降れば海に出ます」9/7東京電力記者会見文字起こし
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