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洪水じゃないのに…衝撃広がる
「ちょっと日本では考えられない…」。日本の電力関係者が驚く事件が今年8月25日、韓国の原発施設で発生した。韓国南部、釜山郊外にある6基の原発を操作する施設が、豪雨により停電し、約23時間にわたりほぼ機能を停止していたというのだ。
原発を運営する韓国水力原子力(韓水原)によると、釜山郊外の古里1~4号機と新古里1、2号機の運転を操作する同社の本部建物が、豪雨で地下の配電盤が水に漬かったため、同月25日午後4時(日本時間同)に停電した。復旧したのは26日午後3時ごろだったという。
当時、原子炉5基が稼働中だったが、うち1基は蒸気を冷却する海水の取り入れ口から雨水が大量に入ったため運転を停止。残り4基は別の電源から電力供給を 受け運転を継続した。制御装置も機能したことから、韓水原は「安全性に問題はなかった」と説明しているという。しかし、地震や津波ではなく、「雨」で操作 施設が停止したことに衝撃が広がった。
(略)
だが、ひとたび原発事故が起これば、放射性物質の拡散など影響は国境を越えかねず、安全性は最も優先されなければならない。今年11月には古里原発 と隣接する新古里原発で放射性物質が外部に流出する重大事故が起きたとの想定で、日中韓が初めて一緒に原発事故の訓練を行ったほどだ。
韓国が経済的な理由で原発輸出を積極的に進めるのは勝手だが、安全意識の欠如や隠蔽体質までも輸出するのは許されない。
全文は雨で機能停止する韓国原発は大丈夫か…部品も偽造する安全意識、それでも世界に輸出される現実
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記事は韓国原発の安全性と隠蔽体質を批判し、尚且つ、輸出をすることに懸念を表明していますが、これはそっくりそのまま日本にもあてはまるでしょう。韓国では少なくとも、福島レベルの事故は起きていません。