東京電力福島第1原発事故に伴う南相馬市の特定避難勧奨地点(142地点152世帯)について国は17日、指定8世帯で放射線量を再調査した。除染を終えた宅地で毎時約3マイクロシーベルト(地上1メートル)を示す場所もあったが、国は指定条件の同3.8マイクロシーベルト(年間20ミリシーベルト)は下回っているとの見方で、現時点で今月の指定解除の方針に変更はないとの姿勢を示した。
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国は指定時の基準とした玄関先、庭先の放射線量を基に「現在の線量は安全と断言できる」と判断したが、解除方針を明らかにした説明会では住民から批判が集中。「敷地内には高線量の場所がある」「敷地内をもう一度見てほしい」などの要望に応え、再調査を決めた。
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