自民党の石破幹事長は記者団に対し、ことし10月に行われる福島県知事選挙を巡り、党の福島県連が独自候補の擁立を目指していることについて、党本部として選挙戦の勝利に向けて慎重に対応を検討していく考えを示しました。
ことし10月に行われる福島県知事選挙について、自民党福島県連は独自候補の擁立を目指していて5日、県連会長を務める岩城光英参議院議員が河村選挙対策委員長と会談し、こうした考えを改めて伝えました。
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これに関連して石破幹事長は、記者団に対し「今なお原子力災害に苦しむ福島県の人たちにとって、何が一番いいのかということだ。福島の方々の今の窮状を打開するために何が一番いいのか考えたい」と述べました。
そのうえで石破氏は「独自候補を立てたいといっても、それが一体誰なのかや、極めて短い期間でどのように戦うのかということも含めて判断しなければならない」と述べ、党本部として選挙戦の勝利に向けて慎重に対応を検討していく考えを示しました。
福島県知事選挙を巡っては、元民主党参議院議員の佐藤知事が態度を表明しておらず、各党は佐藤氏の判断が明らかになってから対応を本格化させるものとみられます。
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