アメリカ西部、ニューメキシコ州で、ことし2月、核兵器を製造する際に出る放射性廃棄物の処分施設で放射性物質が漏れ出した事故について、施設の管理会社は、これまでのところ原因の特定には至らず、運用再開までに3年はかかるとの見通しを示しました。
アメリカ、ニューメキシコ州南東部の地下およそ660メートルにある放射性廃棄物の処分施設で、ことし2月、放射性物質が漏れ出す事故が起き、この施設とつながっている地上の施設で勤務をしていた従業員21人が被ばくしました。
施設に隣接する町では8日、地元の住民向けの説明会が開かれ、施設の管理会社は、事故の原因について最終的な結論には至っていないとしながらも、放射性廃棄物を貯蔵する容器の中で何かしらの化学反応が起きて放射性物質が漏れ出した可能性があると述べました。
さらに、施設の安全性を見極めたうえで運用を再開するには3年はかかるとの見通しを示しました。
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