原発推進派8人圧勝 上関議選、反対派は2人 via 山口新聞

中国電力の上関原発計画を争点とした上関町議選(定数10)が16日投開票され、原発推進派8人、反対派2人が当選した。今回は計画浮上後、8度目の町議 選で福島第1原発事故後初。計画は準備工事がストップしたままで、争点も原発計画はかすみがちだったが、推進派は議会構成比を8割に伸ばし、引き続き安定 多数を占めた。原発の新規立地は国の判断に委ねられているが、推進派はこの圧勝で新規立地を望む地元意向をあらためて示した。投票率は86.03%(前回 90.24%)で過去最低。

今回から定数が2減。立候補は推進派が現職7人、新人2人の計9人。反対派は現職1人、元職2人、新人1人の計4人で、うち反原発団体が反原発運動の拠点、祝島の2人を擁立した。党派別は反対派新人1人の共産以外は無所属。

(略)

今回、推進、反対派とも前回より1議席減。推進派はこれで計画浮上後、いずれも議会の過半数以上を占めた。福島第1原発事故で原発の新規立地が不透明となる中、今回も推進地盤の強固さをあらためて見せた。一方、反対派は2議席を死守、反対運動の根強さを示した。

推進団体の町まちづくり連絡協の古泉直紀事務局長(55)は「計画の実現は国の判断待ちだが、今回の圧勝は新規立地を期待する地元の意思の表れ。国や県はこの意向をくんでほしい」と期待する。

原発に反対する上関町民の会の岩木基展共同代表(61)は「議席数減は残念だが、祝島から2人当選できたのは次につながるし、新県知事にプレッシャーになる。計画中止に追い込むまで頑張る」と引かない。

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