島根原発:20代以外「稼働反対」が「賛成」上回る 70代以上は66%−−意識調査 /島根 via 毎日jp

 島根大法文学部の研究チームが、中国電力島根原発のある松江市民に意識調査をしたところ、1〜3号機のいずれでも「稼働反対」と答えた人が「賛成」を上回った。世代別に原発利用の賛否を尋ねると、20代以外の全年代で「反対」が上回った。【宮川佐知子】

福島第1原発事故を受け、上園昌武・同大法文学部教授が代表となって調査。5〜6月に松江市の選挙人名簿から2000人を無作為抽出し、1296人から回答を得た。

1〜3号機を稼働するべきかと聞くと、「そう思わない」「あまりそう思わない」と答えた稼働反対の割合 が、▽1号機64%▽2号機47%▽3号機48%となった。一方、稼働賛成は16〜31%だった。1号機の反対が多い結果について上園教授は、「40年を 迎える長期稼働が判断に影響した」と推察。また、「『原発が地域経済や地元雇用に貢献している』と考えている人が『3号機を稼働すべき』と答える傾向があ る」と分析した。

年代別の原発利用の賛否では、20代の67%が賛成と答えたが、年齢が高くなるほど反対の占める割合が高くなり、70代以上の66%が反対だった。

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