中国の原発事故でも… 増殖炉開発、各国で競争 福井 via msn. 産経ニュース

タービン建屋の事故で運転停止が明らかになった中国の高速炉の実験炉(CEFR、出力2万キロワット)。東京電力福島第1原発事故後、国内にある高速増殖炉「もんじゅ」(敦賀市、28万キロワット)への逆風とは違い、海外では高速増殖炉の開発が“追い風”に乗っている。

日本原子力研究開発機構などによると、海外では、ロシアとインドで高速炉の実験炉や原型炉計3基が運転中で、日本と中国で計3基が点検で停止中だ。

(中略)
敦賀市で昨年12月に開かれた国際会議で、フランス原子力庁のジャック・ブシャール長官顧問は「もんじゅの経験は重要」と述べ、協力を表明。世界は、核兵器を持たない日本の開発に期待を寄せている。

京都大原子炉実験所の宇根崎博信教授(原子力工学、エネルギー政策学)は「もんじゅは研究開発過程で、データや運転経験を蓄積し、世界の高速炉の安全技術を確立させていく意義がある」と強調している。

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