東京電力福島第1原発3号機で作業員3人が高線量の放射線に被曝した。うち2人は、東電が“協力企業”と呼ぶ下請け会社の社員。さらにもう1人は孫請け会社の社員だった。「東電は親会社みたいな存在。求められれば断れない」。彼らは時に、被曝の恐れがある危険な作業も請け負い、東電の掲げる「電力の安定供給」を支えている。
東日本大震災前の福島第1原発では、1日平均約6800人が出入りしていた。このうち東電の社員は2割にも満たない約1100人。残りは原子炉メーカーや電気設備工事会社などから派遣された作業員たちだ。
続きは『被曝作業員、下請けの悲哀』から。