大型原発、延命の流れ=小出力は淘汰も-廃炉判断、費用が左右・美浜原発 via Jiji.com

 原子力規制委員会は16日、老朽化している関西電力美浜原発3号機(福井県美浜町)の60年運転を認めた。関電高浜原発1、2号機(同県高浜町)に続き、「原則40年ルール」は厳格に適用されなかった。

電力会社は安全対策費を上乗せしても費用対効果が高いと見込む大型原発を中心に、今後も運転延長を申請する可能性が高い。規制委が今の姿勢を維持すれば、老朽原発延命の流れは続きそうだ。

規制委の田中俊一委員長は16日の記者会見で、美浜3号機の運転延長について「事業者(関電)が相当のツケを払って努力したということ」と述べた。一方で新規制基準の施行後、電力会社が廃炉にした原発もあるとして、「淘汰(とうた)はされている」と主張した。

これまで運転延長が認められた3基の出力はいずれも82.6万キロワット。東京電力福島第1原発事故後、電力各社は40年前後の老朽原発6基の廃炉を決めたが、出力は34万~56.6万キロワットと小さいものばかりだった。

(略)

運転延長が認められた3基の次に古いのは、出力110万キロワットの日本原子力発電東海第2原発(茨城県東海村)で、今月28日で運転開始から丸38年になる。関電大飯原発1号機(福井県おおい町)も来年3月で38年、同2号機は今年12月で37年となり、出力はいずれも117.5万キロワット。この3基も延長が申請される見通しだ。

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