最近、ドイツの公的機関「連邦放射線防護局」が公表しているスマホの「放射能」の高い機種ワースト15リストが、大きな話題を呼んでいる。
読者はスマホに「放射能」があるのかと仰天するかもしれないが、それは、こういうことだ。
「携帯電話・スマホに使われている電磁波も、原発事故以来、福島原発から放出され続けている放射線と同じ仲間で『電磁放射線』と呼ばれるものです。そして、この電磁放射線は、2011年、世界保健機関の専門組織である国際がん研究機関が『発がんの可能性があるかもしれない』と正式に認めたものなんです」
こう解説するのは、『見えない汚染「電磁波」から身を守る』(講談社+α新書)、『スマホ汚染』(鳥影社)の著書もあるノンフィクションライターの古庄弘枝氏。正確には「放射能」とは、「放射線」を出す能力のこと。そして、その能力を持つスマホは「放射性物質」とも言える。
早速、ドイツ放射線防護局が公表した、スマホの危険さを示すSAR値ワースト15機種を見てみよう。
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