Daily Archives: 2019/12/05

西尾正道氏 原発汚染水の海洋放出は人類への“緩慢な殺人”via日刊ゲンダイ

 最近はすっかり“安全運転”になっている小泉進次郎環境相だが、就任直後、まず発言に窮したのが福島第1原発の汚染水問題だった。前任大臣が離任直前「海洋放出しかない」と“宿題”を投げ、小泉氏の見解に注目が集まったのだ。敷地内での保管に限界が迫り、海洋放出論は加速している。これに強く警鐘を鳴らすのが、内部被曝を利用したがんの放射線治療に長年携わってきた医師で北海道がんセンター名誉院長の西尾正道さん。がんと核をめぐる闇を語った。 […]  ――自然界にも放射性物質はあるから、放出は安全だという声もあります。  自然界の放射性物質はもともとごく微量で、ほとんどが大気中核実験や原発稼働によって自然界が汚染されて急増したものです。このため放射性物質であるトリチウム(三重水素)は1950年の約1000倍の濃度になっています。汚染水に大量のトリチウムが含まれるから危険なのです。  ――どのように危険なのでしょうか。  トリチウム(半減期は12・3年)はベータ線を出しヘリウムに変わりますが、水素としての体内動態を取ります。細胞内の核の中にも水素として入り放射線を出します。このため、低濃度でも人間のリンパ球に染色体異常を起こすと、74年の日本放射線影響学会で報告されています。ドイツでも原発周辺のがんと白血病の調査をして、子どもに影響があると結果が出ています。 […] ――稼働させているだけで放射性物質が放出されれば原発はクリーンエネルギーとはいえませんね。  日本でも全国一トリチウム放出量が多い佐賀県の玄海原発の稼働後に、白血病死亡率が高まりました。北海道でも泊原発のある泊村は原発稼働後数年して、がん死亡率が道内市区町村でトップになりました。加圧水型原子炉はトリチウムの排出量が多いからです。ノーベル物理学賞受賞者の小柴昌俊さんも2003年に「トリチウムを燃料とする核融合はきわめて危険で、中止してほしい」という嘆願書を当時の小泉純一郎首相に提出しています。 […]  ――稼働させているだけで放射性物質が放出されれば原発はクリーンエネルギーとはいえませんね。  日本でも全国一トリチウム放出量が多い佐賀県の玄海原発の稼働後に、白血病死亡率が高まりました。北海道でも泊原発のある泊村は原発稼働後数年して、がん死亡率が道内市区町村でトップになりました。加圧水型原子炉はトリチウムの排出量が多いからです。ノーベル物理学賞受賞者の小柴昌俊さんも2003年に「トリチウムを燃料とする核融合はきわめて危険で、中止してほしい」という嘆願書を当時の小泉純一郎首相に提出しています。 このままでは日本人の3分の2ががん患者  ――日本はどうでしょう。  日本政府もトリチウムが危険だとわかっているからこそ隠してきました。米国は広島・長崎の原爆投下後も残留放射線や内部被曝はないとし、その後の歴史は内部被曝を隠蔽・軽視する姿勢が続いています。がんは50年ごろから世界中で増えています。がんは生活習慣病ではなく生活環境病なのです。  日本では40歳代から死因のトップががん死となりました。このままいけば日本人の3分の2ががんに罹患するでしょう。これからの日本社会は放射線被曝だけではなく、農薬の残留基準値も世界一緩いデタラメな対応と遺伝子組み換え食品の普及による多重複合汚染の生活環境により、健康が損なわれると思います。 ■科学には表と裏、光と影がある […] 全文

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原発廃炉金属の加工再利用 情報開示の請願採択 via 北海道新聞 (原発金属の再利用を監視する市民の会 [室蘭])

伊達市議会             (北海道新聞 2019.10.1)【伊達】市誠会定例会は 30日、市民団体「原発廃炉 金属の再利用を監視する市 民の会」から提出されてい た、廃炉金属の加工再利用 事業の情報開示を求める請 願を全会一致で採択した。請願は、1.室蘭への廃炉金属搬入時に市民や周辺自治体に情報公開することや 問い合わせ窓口の設置 2.放射性物質のモニタリング調査と第三者機関による検証 ーなどを求めている。議会への請願は憲法16条 の請願権により国民に認められた権利。採択された講願は市長に送付され、議会から処理の経過や結果の報告を請求することができ、 議会、行政機関双方に実現への努力が要請され、一定の法的拘束力を持つ。市民の会は室蘭市議会にも請願提出を目指したが、 陳情書の提出にとどまって いた。 傍聴席で審議を見守った同会の大倉幸子共同代表は「この問題はあまり知られておらず、請願採択は大きな前進。 伊達市議会は 私たちの話をよく聞いてくれ、良識ある判断をしてくれた」と評価した。廃炉金属について、日本製鋼所は国の実証実験に参加。 2016年に茨城県の東海原発から金属廃棄物60トンを室蘭製作所に搬入、低レベル放射性廃棄物の処分容器を試作した。(和田年正) 全文

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The Tantalizing Nuclear Mirage via The American Prospect

Many see nuclear power as a necessary part of any carbon-neutral mix. The reality isn’t so simple. BY ALEXANDER SAMMON DECEMBER 5, 2019 […] So does the Green New Deal need nuclear to achieve its lofty goals? Does zero-carbon energy infrastructure … Continue reading

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