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Daily Archives: 2019/07/30
米軍、限定核使用の新指針 放射線下の地上戦も言及 via東京新聞
米軍が先月、戦闘中の限定的な核兵器使用を想定した新指針をまとめていたことが分かった。核爆発後の放射線環境下で地上戦をどう継続するかなどの課題にも言及している。オバマ前政権は核の先制不使用も一時検討するなど「核の役割低減」を目指したが、逆行する内容。核弾頭の小型化を進めるトランプ政権下で、通常戦力の延長線上に核戦力を位置付ける傾向もうかがえる。 米シンクタンク全米科学者連盟の核専門家ハンス・クリステンセン氏は、広島型原爆の三分の一程度となる爆発力数キロトンの「小型核」開発の動きを念頭に「『より使いやすい核』の導入に合わせて限定的な核戦闘の議論を活発化させており、心配な動きだ」と指摘。核使用のハードル低下を懸念する声が複数の米専門家から上がっている。 新指針は米統合参謀本部が六月十一日付でまとめた内部文書「核作戦」。 ホームページで一度公開した後、非公開にした。公開されたものを全米科学者連盟が保存し開示している。 文書は「敵対者は自身の利益を守るため核への依存を深めている」とし、ロシアや中国の核戦力増強に注意を促した上で「米核戦力は『力による平和』という米国の国家目標に資する」と指摘。 さらに「核使用やその脅しは地上作戦に重大な影響を与え得る。核使用は戦闘領域を根本から変え、司令官が紛争でどう勝利するかを左右する状況をつくり出す」とし、限定核使用の効用を力説している。 […] 全文
The false promise of nuclear power via Boston Globe
By Robert Jay Lifton and Naomi Oreskes Commentators from Greenpeace to the World Bank agree that climate change is an emergency, threatening civilization and life on our planet. Any solution must involve the control of greenhouse gas emissions by phasing … Continue reading
8月から福島第一原発で排気筒解体、猛暑・台風 不安山積みvia 東京新聞
東京電力福島第一原発で8月初め、1、2号機建屋のそばにある排気筒(高さ約120メートル)の解体が始まる。複数の損傷が見つかった筒を、大型クレーンで上から切断装置をつるして半分に切る前例のない困難な作業。東電は来年3月までに終えたいとしているが、猛暑や台風の影響も受けかねず、作業員から不安の声が漏れる。(片山夏子、小川慎一) […] 天候頼み 解体が夏にずれ込み、暑さ対策も課題だ。作業員の熱中症防止のため午後2~5時は作業ができず、実働はほぼ午前中のみ。筒は約2~4メートル刻みで切断するため、切断して地上に下ろすまでに1回7~10時間かかり、1日の実働時間いっぱいを使う必要がある。 海に面する福島第一は風が強く、秋にかけて台風も接近する。クレーン作業は10分間の平均風速が秒速10メートル以上になると中止するきまりだ。クレーンでつるす切断装置は2種類あり、重さは約20~40トン超。強風で揺れた装置がクレーンにぶつかってアーム部分が折れる危険もある。 構内ではこれまで、クレーンを使った高さ100メートルを超える高所作業は行われていない。「風速計をにらみながらになる。突風は怖い。ひとつ間違えれば命に関わる」と現場監督の一人。別の作業員は「装置やクレーンを100台以上のカメラで監視するが、それでも足りないのでは」と指摘する。 人も金も 準備も本番も長引くほど作業員の被ばく線量が高くなる。排気筒は事故時、1号機原子炉格納容器内の圧力を下げるため、放射性物質を含む水蒸気を放出する「ベント(排気)」に使われた。周辺の線量は毎時0.3ミリシーベルトと、屋外では今でも高い場所の一つだ。 切断装置は排気筒から200メートル離れたバス内で遠隔操作するが、排気筒近くに設置したクレーンは有人操作で、運転室内を鉛の板で囲み放射線を遮る。クレーンの高さ不足は、アームを伸ばすのではなく、クレーン自体を筒に近づけてアームの角度を上げて補う。作業員の一人は「被ばく線量がかさめば、ベテランの作業員が途中で抜ける可能性も出てくる」と心配する。 福島第一では、3号機使用済み核燃料プールの核燃料取り出しで仕様通りの機器が製造されないなど、単純ミスが目立つ。経済産業省のある担当者は「2年前に東電の経営トップが代わり、福島第一への熱意が感じられなくなった。人と金を出し渋っているのではないか」と話した。 全文
山下俊一氏と鈴木眞一氏、証人尋問へ〜子ども脱被ばく裁判 via OurPlanet-TV
被曝の責任を問う裁判では、国や県が適切な防護措置を講じなかったことで、子どもたちに無用な被曝をさせた精勤を追及。SPEEDIの情報を正しく提供しなかったことや、子どもたちに安定ヨウ素剤を服用させなかったことに加え、福島県の放射線リスクアドバイザーに就任した山下俊一氏の講演が争点となってる。 裁判では今年2月の裁判では、山下氏が「毎時100マイクロシーベルトまで大丈夫」「にこにこしていれば、放射能は来ない」「マスクは不要」などと述べた当時の講演の様子を記録したビデオを、約1時間にわたって上映。法廷内には、事故当時を思い出した保護者のすすり泣く声が響いた。山下氏の尋問は来年3月4日。当時の発言のほか、福島県民健康調査などについての尋問におこなされる見通し。 一方、鈴木眞一氏は、甲状腺がんの実態を明らかにする目的で尋問が決まった。現在、福島県が実施している県民健康影響では、がんと診断された人数が不透明な上、「取らなくても良いがんを摘出している」との過剰診断を理由に、「被曝との関連性」を否定している。尋問では、手術実態などについて確認する見通しで、日程は未定。9月の進行協議で決定する。国や県は、鈴木氏の証人尋問を嫌がっており、日程を理由に尋問を拒否する可能性もある。 裁判の焦点は「セシウムボール」裁判では、福島原発事故後、明らかになってきた「放射性微粒子」の存在が、大きな焦点となっている。チェルノブイリ原発事故では、ガスとして放出された放射性セシウム。しかし、福島原発事故では、数ミクロン以下の小さな微粒子に封じこめられた状態で飛散したことが、最近の研究でわかってきた。福島県内や東京都の土壌を解析した結果、9割以上が、こうした「放射性微粒子」だったという。 この「放射性微粒子」は、「ホットパーティクル」や「セシウムボール」とも呼ばれ、一粒子あたりの放射性セシウムの濃度は、汚染土壌粒子等に比べかなり高い。しかも、水に溶けない不溶性だという。 従来、放射性セシウムは水溶性であることを前提に、体内に入っても尿として排出されると考えられてきた。しかし、不溶性であれば、体内の取り込まれた場合、水に溶けないまま体内に残り、高い内部被曝を引き起こす恐れがあると原告は主張している。 […] もっと読み、動画を見る。