福島第1原発事故 区域外で9割自主避難 発生後1カ月、未就学児いる世帯に傾向強く 南相馬で病院調査 via 毎日新聞

2011年の東京電力福島第1原発事故の発生から1カ月で、原発に近い福島県南相馬市では避難指示区域外でも約9割の住民が自主避難していたとの推計を相馬中央病院などのチームがまとめ、米科学誌「プロスワン」に発表した。未就学児がいる世帯は避難する傾向、高齢者や独居世帯はとどまる傾向が強いことも分かり、今後の避難対策に活用できるデータだとしている。【河内敏康】

(略)

人口約7万人の南相馬市は避難指示区域も区域外も含むが、事故直後の避難実態は行政の混乱もあってあまり分かっていなかった。

 そこでチームは、家族構成や避難行動などが記された市民計2万149人の内部被ばく検診のアンケート結果を使い、動きを推計。20キロ圏内は22日をピークに99%が避難し、20~30キロ圏内でも21日、30キロ以上の地域でも23日に、それぞれ87%が避難していた。

 世帯構成との関係では、6歳未満がいる世帯は、そうでない世帯と比べ避難する傾向の強さが1・79倍だった。逆に、70歳以上がいる世帯は残る傾向が1・18倍、独居の場合も1・71倍だった。

 原発事故後の避難は、放射線被ばくを避けるため迅速さが求められる一方、生活環境の変化に伴う健康悪化も指摘されている。

全文は福島第1原発事故 区域外で9割自主避難 発生後1カ月、未就学児いる世帯に傾向強く 南相馬で病院調査

This entry was posted in *日本語 and tagged , , . Bookmark the permalink.

Leave a Reply