◇大学院 国公立初、2019年4月開設
広島市立大(広島市安佐南区)は27日、国公立大で初となる大学院平和学研究科を2019年4月に開設すると発表した。被爆地・広島から、平和を発信する専門的な人材の育成を目指す。
同大学が27日、文部科学省に設置の届け出をした。平和学専攻の修士課程で、入学定員は10人。核戦争の脅威と悲惨さを学び、平和創造の手法を身につける。被爆体験を軸に学ぶ「被爆の記憶」のほか、「軍縮国際法」「韓国・北朝鮮外交と核問題」など計30科目を設ける。
紛争の解決策を考案できる研究者や、平和構築に向けた政策の立案ができる公務員、国際問題などを分析し、平和創造の視点から考えを発信できるジャーナリストらの養成を想定している。
続きは広島市大に平和学研究科