原発避難者が生の声 彦根で勉強会 via 中日新聞

東京電力福島第一原発事故の避難者を招いた勉強会が27日、彦根市小泉町のひこね燦(さん)ぱれすであった。市民団体「彦根・愛知・犬上 原発のない社会をつくる会」が主催し、近隣市町の市民70人が、避難者の生の声に耳を傾けた。

 原発から二十~三十キロ圏内の福島県南相馬市で被災し、大津市に逃れた青田勝彦さんと、昨年十二月に小学生の子ども三人を連れて仙台市から京都市に移った高橋知美さんの二人が今の心情を話した。

 事故以前から原発反対運動に関わってきた青田さんは、「国と東電が憎い。何も悪いことをしていない住民が、いまだに全国に散っている。帰還者には 支援があるが、避難者には厳しい」と厳しい現状を説明。公の場で初めて話すという高橋さんは、「放射能の受け止め方が人によって違う」と自暴自棄になった 日々や、「子どもを守りたい」と北海道などに自主避難し、離婚を決断せざるを得なかったことなどを振り返った。「自分の身になって分かったこと。想像して もらえたら」と訴えた。

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