被ばく医療にiPS細胞移植 福島医大で保管へ via 福島民友

「高度被ばく医療支援センター」の国指定を目指す福島医大が、人工多能性幹細胞(iPS細胞)を利用した原子力災害医療用の「細胞バンク」創設を目指して いることが19日、分かった。極めて高線量の被ばくで幹細胞が破壊されてしまうようなケースに備え、iPS細胞で作製した緊急移植用の細胞を同大に保管す る。

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横内教授によると、極めて高線量の被ばくをすると皮膚や消化管の幹細胞がダメージを受け、細胞の移植が必要となる。計画では、iPS細胞のバンク化を進 めている他機関から細胞を分けてもらい、同大に「サブバンク」を設置。「造血幹細胞」や「皮膚幹細胞」の状態で保管し、災害時に供給できるようにする。横 内教授は「(1999年の)JCO事故では高度な被ばくで2人が亡くなった。そうしたケースの治療のため、3~5年後を目指してバンク化していきたい」と 語った。

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