原発事故後 ツバメの巣からセシウム検出 13都県で 山科鳥類研究所 via Hazard Lab

2011年に繁殖したツバメの巣を全国21都道府県で調べたところ、1都12県から集められた150個の巣から、東京電力福島第一原子力発電所由来 の放射性セシウムが検出され、最も高いものでは1キログラムあたり9万ベクレルだったと、山科鳥類研究所が1日までに発表した。

同研究所では原発事故によって放出された放射性物質が鳥類にどのような影響を与えているのか把握するために、北海道から鹿児島まで21都道府県にわたって、197巣のツバメの巣を採集。

このうち2011年に繁殖が確認できた182巣について測定した結果、福島第一原子力発電所から約370km圏内にある東京や宮城、静岡など13都県の150個から事故由来の放射性セシウムを検出した。

地域別の濃度では福島県が一番高く、1キログラムあたりで見ると平均して約7500ベクレル、最高で9万ベクレルだった。

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