【菅原文太さん逝く】“仁義なき競争”に懸念 農業実践、反戦、脱原発も via 47 News

 非情な暴力組織の中で生きるアンチヒーローを演じて観客の心をつかんだ 菅原文太さんは晩年、農業に取り組んだ。反戦や脱原発の立場から、最近の政治を「映画『仁義なき戦い』より程度が悪い」などと批判するなど、積極的な発言でも知られていた。

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仙台市生まれで、東日本大震災後は被災地へ。「放射性物質の汚染地域にお年寄りが暮らしているのは、東京電力や権力への反逆だ」と被災者に寄り添った。国民運動グループ「いのちの党」を結成、12年の衆院選で反原発を掲げる候補を支援した。
昨年の特定秘密保護法の成立では「先の戦争の片りんが影絵のように透けて見える。不幸な時代を繰り返してはならない」と怒りをあらわに。ことし11月にも、沖縄県知事選の応援演説に駆け付けたばかりだった。

「今は危うい時代。限りない欲望によって、人間関係がぎすぎすしている。このままじゃ日本は駄目になる」。昨年のインタビューでも成長至上主義を批判、“仁義なき競争”に懸念を訴えていた。

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