草津町の国立ハンセン病療養所「栗生楽泉園」で3日、福島県などから子どもたちを招いたキャンプが始まった。7日までの5日間、元患者らと交流する。
「おいしい空気を吸って元気に帰って、友達に『ハンセン病元患者の人たちに会って楽しかった』と話してほしい」。3日午後、栗生楽泉園内の厚生会館で、入所者自治会長の藤田三四郎さん(88)が、子どもたちに呼びかけた。
福島第一原発事故の影響で、なかなか外で遊べない子どもたちを受け入れようと、2012年から始まった。費用は自治会からの拠出や寄付などでまかなう。
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