(抜粋)
計画的に敷地内の地下水を海に放出するのは、原発事故後初めてとなる。
第1原発では原子炉を冷やすため大量の水を注水しているが、これ以外に損傷した原子炉建屋に1日約400トンの地下水が流入し、汚染水として増え続けている。汚染水タンクの容量も逼迫(ひっぱく)し、対策が喫緊の課題となっている。
東電は損傷箇所の確認とともに、地下水が建屋に流れ込む前に、周辺に井戸を12本掘り、水をくみ上げる計画を策定。すでに4本が完成しており、残りの8本 も配管などの整備が終われば近く稼働が可能になる。12本が稼働すれば1日約100トンの地下水の流入が防げるという。
工事が完成した4つの井戸で、試験的に放射性物質濃度を測定したところ、いずれも検出限界値未満で、東電は「周辺の河川と変わらないレベル」と説明している。
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表題は「地下水」ではなく、「汚染水」と、はっきり書くべき。