東京電力は23日、福島第1原発事故の収束作業中に、社員や下請け企業の作業員による警報付き線量計(APD)の紛失が19件、未装着での作業が5件あったことが、新たに判明したと発表した。
一緒に作業した同僚の線量計などから、被ばく線量は最大で0.72ミリシーベルトと推定され、過大な被ばくはなかったとしている。東電は「管理が十分でなかったことを反省している。再発防止に努める」としている。
作業員が被ばく線量を抑えるために線量計を鉛板カバーで覆っていた問題などを受け、記録が残っている昨年6月以降の装着状況を調べた。東電はこれまで紛失1件、未装着3件を公表していた。
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